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何人たりともオレの前は走らせねえ! アニメ【F】の主題歌とドライブと人生
ドライブは人生に似ている。 先を急げば仕損じるし、臆病過ぎてもつまらない。 あわてず、あせらず、あらそわず。 他の車に惑わされることなく、自分のペースでハンドルを握る。 追い越されても、割り込まれても、決して仕返ししようなどと思ってはいけない。 いつ、どんな時も、自分の走りを見失わないことだ。(自分の相撲じゃなくて) * ... -
レオンと真澄の『ドン・キホーテ』 二人で作るバレエと人生 ~パートナーシップとは
有吉京子の『SWAN』を観る(6) バレエコンクールで、パートナーの失敗から、自分の踊りも駄目になったシドニーの悲劇を目にして、真澄はパートナーについて真剣に考えるようになる。そんな真澄の前に現れたレオンは『ドン・キホーテ』を得意とし、真澄と息の合った踊りを披露する。『ドン・キホーテ』の物語と創作の背景を動画で紹介。コラム『二人で作るバレエと人生 ~パートナーシップとは』 -
ジョゼフィーヌに子供が生まれていたら、歴史も違ってた? ~ナポレオンの強運の源
パリにあるロダン美術館の庭から、『考える人』の肩越しに、アンヴァリッドの壮麗なドームを、ほんの少しだが眺めることができる。 先に旅行した際は、時間がなくて、アンヴァリッド訪問は叶わなかったけれど、「ああ、あそこに、私の大好きなナポレオンが眠っているのだなあ」と思うと、心の中で静かに手を合わせたくなったものだ。 私が歴... -
ヒロインの変遷 オスカルとマリーアントワネット
私が「ベルばら」にすっ転んだのは小学校四年生の時です。 NHKで見た宝塚劇場中継がきっかけでした。 その頃は、愛だの恋だのという話はもちろん、生き甲斐だの、人生だのというテーマにも何の関心もなかったので、『オスカル』というヒロインとの出会いは、それは大きいものでした。 「男として、男の人生を生きる」とか、「女でありながら... -
海を越えた「ベルばら」 ~マリー・アントワネットと海外移住の想い
昨年9月に、家人と一緒にフランスを旅行した時の話です。 フランスといえば『ベルサイユのばら』。 観光するとしたら、ベルサイユ宮殿しか思いつかないほど、「ベルばら」への思い入れは強く、 「君は、宮殿だの、宝石だの、ドレスだのって、本当にお姫様チックなのが好きだなあ」 と、彼に呆れられても、好きなものは好きだし、ベルサイユ... -
ルイ16世とマリー・アントワネットの夫婦愛 ~ジャズの名曲『マイ・ファニー・バレンタイン』
ルイ16世の処刑の前夜、マリー・アントワネットは祈りの中で「激しい恋愛感情はなかったにせよ、わたしはあの人を愛していた」とその愛を自覚する。女性としてフェルゼンを求めながらも、一方では夫に対する尊敬と愛情も抱いていたエピソードに関するコラム。ルイ16世にぴったりなジャズの名歌『マイ・ファニー・バレンタイン』の歌詞と楽曲も紹介しています。 -
マリー・アントワネットの子守歌 ~海を越えた「みつばちマーヤ」
日本が誇る名作アニメ『みつばちマーヤの冒険』は、ポーランドでも『Pszczółka Maja』のタイトルで親しまれ、主題歌は母から子に歌い継がれる国民的唱歌として愛されています。CDもレコードも無かった時代、母が歌う子守唄は格別な響きだったというコラムです。悲運の王子ルイ・シャルルに関する書籍の紹介と併せて。 -
無名戦士の墓 名もなき祖国の英雄たち ~フランス衛兵隊とオスカルの決意
欧州各地に存在する無名戦士の墓。歴史の書物に刻まれるのは一握りですが、その足下には何十億という人々が存在します。「ベルばら」では、民衆の側について戦うことを決意したオスカルが「我らは名もなき祖国の英雄になろう」と兵士たちを奮い立たせる場面が有名。ポーランドの無名戦士の墓の写真と併せて紹介。 -
ド・ゲメネ公爵のだまし討ちとオスカルの怒り ~人間としての怒りが世の中を変える
空腹のあまりパンを盗んだ幼子を後ろから騙し討ちにしたド・ゲメネ公爵。その一部始終を見ていたオスカルは宮廷の晩餐会で「まだものの善悪もわからぬ子どもを背中からピストルでだましうちするような男がいっぱしに公爵だなどとは、かたはらいたい」と告発し、決闘を受けて立ちます。オスカルの真っ直ぐな正義感が表れたエピソードを紹介。 -
ベルばら・コード ~サクレクール寺院を探せ 勢いで描いてしまった池田先生の創作秘話より
ベルサイユのばらを創作するにあたって、池田理代子先生は「図書館や出版社の資料室に行って、日本で手に入れられる限りの本を資料にしました。実物はまったく見ずに写真を見て絵を描いていたわけです」。連載後、フランス革命時には存在しなかったサクレクール寺院が描かれていることを読者から指摘されます。その箇所はどこでしょう。 -
ルイ16世の願い ~Shall we ダンス? 一度、あなたと踊ってみたい
美しい妻マリー・アントワネットに恋心を抱きながらも、容姿コンプレックスから愛の言葉もかけられず、ダンスの申し込みもできなかったルイ16世。マリーも決して嫌いではなかったのだから、勇気をもってアプローチすれば、ダンスを踊ることもできただろうに、というコラム。 -
ザ・結婚証書 ~マリー・アントワネットの指先も震えた運命の一瞬
政略結婚によりフランス王太子(未来のルイ16世)に嫁いだマリー・アントワネット。結婚当時、14歳だった彼女は緊張のあまり結婚証書にインクの染みを作ってしまう。有名なエピソードとポーランドの市民婚の様子を交えて。 -
素敵な恋のあきらめ方 ~オスカルの失恋とフェルゼンの誠実
フランス王家をお守りする為に、幼少時から男として育てられたオスカルは、自分でも「自分は男だ」と信じ、軍人の道を一筋に歩んできました。 しかし、典雅で高潔なスウェーデン貴族フェルゼンに心を奪われます。 オスカルが自覚した時には、フェルゼンの運命はマリー・アントワネットに定められ、オスカルの想いを受け入れることはできませ... -
マリア・テレジアの選択 ~娘をもつ母として / マリー・アントワネットとマリア・テレジア 秘密の往復書簡
ハプスブルグ家の偉大な女帝マリア・テレジアは、娘マリー・アントワネットの軽率な性格を知りながら、フランス王室に嫁がせる。母として迷いながらも、最後には女帝としての判断を優先する母の哀しさについて語るコラム。『マリー・アントワネットとマリア・テレジア 秘密の往復書簡』の紹介と併せて。 -
お手製ショコラの思い出 「そのショコラが熱くなかったことを幸いに思え」
ベルばらには、しばしば『ショコラ』が登場します。 わけても有名なのが、アンドレがジェローデルの顔にショコラをぶっかけ、「そのショコラが熱くなかったことを幸いに思え!」という捨て台詞を吐いて立ち去る場面でしょう。 ベルサイユのばら・第6巻『燃えあがる革命の火』では、にわかにオスカルの結婚話が持ち上がります。 フランスの不... -
マリー・アントワネットとミツコ ~国際結婚が生んだもの
日本で初めてオーストリア伯爵クーデンホーフ=カレルギー家に嫁いだ青山光子はEU生みの母でもある。彼女の次男リヒャルトの唱えた汎ヨーロッパ思想が後のEUの土台となった。国際結婚が歴史を動かした点でマリー・アントワネットも通じるものがある。大和和紀の少女漫画『レディミツコ』やミツコの生涯を伝える動画も紹介。 -
恋人たちの夏時間 ~オスカルとアンドレの今宵一夜
革命前夜、オスカルとアンドレは夫婦として結ばれる。今宵一夜限りのベッドシーンは究極の愛を描いて少女らの心を鷲づかみにした。少女漫画初のベッドシーンと呼ばれる第8巻の場面と欧州のサマータイムに関するコラム。 -
国境まで50キロ 国王一家の命運を分けたヴァレンヌ逃亡の無念
フランスから逃亡を試みるも、国境に近いヴァレンヌで捕まったル16世とマリー・アントワネット。この事件はフランス革命における王室の立場を貶め、処刑という最悪の結末を迎えます。ポーランドとスロヴァキアの国境の様子を写真で紹介。多くの悲劇の舞台となった国境に関するコラムです。 -
愛する人の面影を留めて ~ルブラン夫人の肖像画
フランスの宮廷画家ルブラン夫人はマリー・アントワネットや家族の肖像画を何枚も描きました。「実物よりちょっと美しく描く」のが人気の秘密だったようです。ルブラン夫人の肖像画を画像で紹介。 -
母の愛は馬車より強し ロザリーのお母さんの勇気
貧苦にあえぐロザリーの母親は、ロザリーの生みの母であるポリニャック伯爵夫人の馬車の前に飛び出し、命を落とします。しかし、夫人は「文句があるなら、いつでもベルサイユにいらっしゃい」と有名な捨て台詞を残して去って行きます。ロザリーの母親の勇気と、この出来事がオスカルとの出会いに繋がったエピソードにまつわるコラムです。ポーランドの馬車も動画で紹介。