ドライブは人生に似ている。
先を急げば仕損じるし、臆病過ぎてもつまらない。
あわてず、あせらず、あらそわず。
他の車に惑わされることなく、自分のペースでハンドルを握る。
追い越されても、割り込まれても、決して仕返ししようなどと思ってはいけない。
いつ、どんな時も、自分の走りを見失わないことだ。(自分の相撲じゃなくて)
*
車を運転することは、何よりも精神修養になる。
秒ごとに変わる状況の中で、的確に判断し、冷静さを保つ。
たとえ事故すれすれの目に遭っても、目的地の1つ手前で右折してしまったとしても、次の瞬間には気持ちを立て直し、方向を修正する。
そうして、安全かつ確実に目的地に辿り着くこと、それが重要。
自分のペースを崩さないことがどれほど大切か、ドライブは教えてくれる。
そんな私の好きな言葉。
何人(なんぴと)たりとも、オレの前は走らせねえ !
六田登のヒット作、『F(エフ)』の決めゼリフです。
↓私も限りなくこれに近い
見渡す限りの大地。
閃光のように貫く一本道。
快適なエンジンの音を聞きながら、一人で走っていると、ここが大いなる世界の一点に過ぎないことを思い出させてくれる。
世界には、まだ見ぬものがたくさんあるということも。
今はまだ、道の途中。
多分、永遠に──。