古今東西の名言 御言葉50選

★私の好きな言葉50選です 。


始めに言葉(ロゴス)ありき。

言葉は神とともにおられた。

言葉は神であった。

――ヨハネ福音書 第一章

1.

先駆者は常に捨て石。

――山本鈴美香『エースをねらえ!』より

2.

一粒の麦は、地に落ちねば、ただ一粒の麦にすぎないが、落ちて死ねば、それは豊かに実を結ぶ

―― 聖書

3.

いまだ光を放たざる いとあまたの曙光あり ―― ニーチェ

参照記事→ツァラトゥストラはかく語りき – フリードリヒ・ニーチェの世界 -

4.

わたしは後悔しない ―― エディット・ピアフ

5.

はじめっから失うものが何もないんだもの。
こういう時は強くなれるわ。
そうよ、傷つくことを恐れていたら、何もできないもの……!

ダメでもともと。勇気を出してぶつかってみよう……!
でなければ、目の前の扉は開かないわ!

自分の運命の扉を開くことができるのは、
自分のこの手だけ!

―― 北島マヤ:美内すずえ『ガラスの仮面』より

6.

始まりは、どんなものでも小さい ―― キケロ

7.

時間を浪費するな。人生は時間の積み重ねなのだから。

―― ベンジャミン・フランクリン

8.

行動は必ずしも幸福をもたらさないかも知れないが、

行動のない所に幸福は生まれない。

―― ベンジャミン・ディズレーリ

9.

人間五十年 化転のうちにくらぶれば

夢幻のごとくなり

ひとたび生をうけ

滅せぬもののあるべしや

―― 敦盛の唄:織田信長が愛唱

   
     
10.     
     
ひとつのドアが閉まった時には、また別のドアが開くもの。      
     
―― セルバンテス      
     
     
11.     
     
一度に一歩ずつ登れば、高い山でも踏破できる。      
     
―― ジョン・ワナメーカー      
     
     
12.     
     
人生における最大の悔恨は、自分が生きたいように自分の人生 を生きなかった時に生じる。     
     
本当の人生論は語るべき対象というよりは、実践すべき対象なのだ。     
     
自分の人生を語ることが、論を何も立てなくとも、そっくりそのまま人生論になるような人生、そういう人生を目指している男達を選んだつもりである。
     
     
―― 立花隆:青春漂流      
     

     
13.     
     
結局、前進あるのみ ―― ゲーテ      
     
     
14.     
     
「理解できないことがいろいろある」。      
     
生き続けよ。     
     
きっとわかってくる。
―― ゲーテ      
     
     
15.     
     
鉄郎。生きろ。理屈はあとから考えればいい    
     
―― キャプテン・ハーロック      
     
     
16.     
     
低く生き、高く思う ―― ワーズワース      
     
     
17.     
     
父よ、できるならこの杯(苦難の意味)を取り除いて下さい。     
     
しかし、私の望みからではなく、     
     
あなたの御心のままに   
   
     
――イエス・キリスト:ゲッセマネの祈り      
     
     
18.     
     
偉大な人間の作品を見ると 打ちのめされる。      
     
だが、こういうものが人間によってなされたことは また心を高めもする。
     
     
――フリードリヒ・リュッケルト      
     
     
19.     
     
実行するよりほかに 善は存在しない。 ―― ケストナー      
     
     
20.     
     
人間が苦労に耐えながら追求する喜びは、必ず正義でなければならないし、他人の犠牲を必要としてはならないし、同時に他人の喜びに通じるものでありたい。     
     
自分の喜びを追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい。     
     
いつ、どこでも、 誰にも誇りを持って味わえる喜びを、私は追求してゆきたいのである。

―― 本田宗一郎      
     

     
21.     
     
木を良いとするなら、その実も良いとせよ。また木を悪いとする なら、その実も悪いとせよ。木の良し悪しは実で知られるものである。     
     
蝮の末よ、あなたたち自身が悪いのに、どうして善い事が言えよう。     
     
心にあふれて口に出るのだから。     
     
善人は心の善い倉か ら善い物を取り出し、悪人は心の悪い倉から悪い物を取り出す。     
     
私は言う、人の話すいかなる無駄言も、最後の裁きの日には必ず それについて責任を問われる。なぜなら、あなたはあなたの言葉で義とされ、あなたの言葉で罪とされるのだから。
     
     
―― マタイ福音書 第十二章     

     
     
22.     
     
神様は私たちに負えるだけしか 試練を肩にのせて下さらない。 
    
     
―― ロマン・ロラン     
     
     
23.     
     
運命の女神は意地悪な顔で勇者を試す。 ―― Marie      
     
     
24.     
     
何か新しいことを教えられる教師など どこにもない。      
     
彼はわたしたちが常に知っていた事柄を思い出す手助けをすることしかできない。
     
     
―― 『Odyssy of the mind』by エニグマ      
     
     
25.     
     
一個の魂が完成するまでには長い時間と沈黙が必要なのだ。      
     
――ロマン・ロラン      
     
     
26.     
     
いつも陽に向かっていれば、 影は見えません      
     
―― ヘレン・ケラー      
     
27.     
     
激しい口調で性急な言葉を吐くのは愚かであるが、それを文章にするのは更に一段と愚かである。     
     
人から失礼な手紙を受け取った ら、すぐペンを取って、十倍も失礼な返信を書く。両方ともくず籠に投げ入れるだけなのに。
   
     
―― エルバート・ハバード      
     
     
28.     
幸福は香水のごときものである。      
     
人に振りかけると自分にも必ずかかる。

―― エマーソン      
     
     
29.     
     
ミュンヘンの科学博物館を見学したことがある。     
     
博物館は壮大な もので、ドイツ科学の粋が納められていたが、私はその入り口で、大きな石の円盤があるのに目を留めた。     
     
それは直径3メートルの 円盤であるから、その円周は9.42メートルはあるわけだが、その中のわずか5センチメートル程度の孤に囲まれた扇形の部分に色がぬられて、それに次のような説明が加えられていた。     
     
「この大きな円は、宇宙に残された未知の分野である。そして我々 は20世紀の今日に至るまでに、その中のこの部分を発見した」      
     
私はこれを見るなり大きな衝撃を受けた。     
     
その5センチメートル の部分には、私が努力して実現してきた仕事の数々も含まれているはずである。     
     
しかしそれはなんと、肉眼では線にも点にもならぬケチなものでしかなかったのである。     
     
やがて冷静さを取り戻し、私は考えた。      
     
「モノは考えようだ。オレのためにこれだけ未知の世界が残され ていると思えば、かえってファイトが湧くじゃないか」      
     
【 アイデアは資本に優先する】

―― 本田宗一郎   

得手に帆あげて―本田宗一郎の人生哲学より   
     
     
30.     
     
われわれの人生とは、われわれの思考が作り上げるものに ほかならない。      
     
――マルクス・アウレリウス      
     
     
31.     
     
自分の心の中で正しいと信じている事をすればよろしい。      
     
しても悪口を言われ、しなくても悪口を言われる。      
     
どちらにしても批判を逃れる事はできない。
     
     
―― エレノア・ルーズベルト      
     
     
32.     
     
人間は状態が悪い時、悲運と思われるような場合には悲観し、絶望に陥りがちな弱さを、誰もがもっています。     
     
しかしそういう場合でも、その日その日を真剣に生きていくことが大事なのです。     
     
絶対に希望を失ってはいけない。     
     
その日その日を必死になって 生きていく時、きっと思いもしない道がひらけてくるものです。 
    
     
―― 松下幸之助      

     
     
33.     
     
この世で一番大事なことは、自分が「どこ」にいるかという事で はなく、
「どの方角」に向かっているか、という事である。  
   
     
―― オリヴァー・ウェンデル・ホームズ      
     
     
34.     
     
常に何かを聞き、常に何かを考え、常に何かを学べ。      
     
これが人生の真の生き方である。     
     
何事も切望せず、 何事も学ばない者は生きる資格がない。
     
     
――アーサー・ヘルプス      
     
     
35.     
     
人生には耐えねばならない侮辱を受ける場合があるが、目を しっかり開いてさえいえれば、いつの日か、最も弱き者が最も強き者に復讐する事ができるという知識を会得していた。  
     
――小説『ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)』by マリオ・プーツォ  

    
     

参照記事→映画と原作から読み解く『ゴッドファーザー』の世界

     
36.     
     
体現された自由の印は何か。      
     
もはや自分に恥じないこと。

―― ニーチェ    
     
     
37.     
     
これらの働く人々をより良く生かすことは社会のためだ、国家のためだ。     
     
役に立つ品物を作り出すことも社会・国家のためだ。      
     
つまり、私のやっている事業は、小さいながらも公のものである。 法的には個人のものであっても、本質は公共のものである。     
     
社会・ 国家のために、自分も自分の仕事もあるのである、そういう思い で仕事をしなければならない。        
あなたが自分の適性に立って、その仕事を成功させるということは、まず、あなた自身の幸せですが、それだけにとどまりません。      
     
そのことは、同時に社会への貢献となる。     
     
社会が喜び、良くなっ ていくのです。

―― 松下幸之助      
     
     
38.     
     
人間は働けば働くほど、その生産したもののなかに生命を奪われ ていく。     
     
―― カール・マルクス      
     
     
39.     
     
「労働の疎外」は、第一に、労働が労働者にとって外的であること、すなわち、労働が労働の本質に属していない事、そのため彼は自分の労働において肯定されないで、かえって否定され、幸福 と感ぜずかえって不幸と感じ、自由な肉体的および精神的エネル ギーがまったく発展せず、かえって彼の肉体は消耗し、彼の精神 は荒廃するということである。     
     
だから労働者は、労働の外部では じめて自己のもとにあると感じ、そして、労働の中では自己の外にあると感ずる。     
     
彼の労働は自発的なものではなく、強いられたもの、強制労働である。     
     
したがって、労働は欲求を満足させるも のではなく、労働以外のところで欲求を満足させるための手段にすぎない。  
   
     
―― カール・マルクス      
     
     
40.     
     
万国のプロレタリア、団結せよ。 ―― カール・マルクス      
     

参照記事→カール・マルクス  ~労働、社会、そして人生の哲学~

     
41.     
     
「そちは、婿殿がいやになるであろう。なると思う。 その時は容赦なくこれにて信長を刺せ」     
     
「この短刀は」と濃姫は膝の上から(懐剣を)取り上げ、      
     
「御父上を刺す刃になるかもしれませぬ」  
    
     
―― 信長に嫁ぐ前の濃姫と父・斎藤道三の会話      
( 『国盗り物語』 by 司馬遼太郎)   

   
     
     
42.     
     
「ラオウ 北斗神拳をなんにつかう」      
     
「フ……知れたこと。おのれのためだ!」     
     
「おのれの?! それで何を目指す」      
     
「天……!!」      
     
「それは天にたち、権力の座に座るということか」      
     
「この世に生を受けたからには、俺は全てをこの手に握る」      
     
「そんなことは神が許さぬぞ!」      
     
「ならば神とも戦うまで!!」  
    
     
―― 『北斗の拳』 by 原哲夫&武論尊   

参照記事→『北斗の拳』名言集 / 80年代カルチャーを振り返る  
     
     
43.     
     
「個人経営の病院は、なんぼ先客万来の患者があっても、月末の 保険点数の計算が下手やったら、元も子もない、保険診療制度が出来てからは、“医は仁術”と違うて、医は算術や」     
     
―― 『白い巨塔』by 山崎豊子      

参照記事→白い巨塔  /  華麗なる一族  山崎豊子
    
     
44.     
     
「もう僕はそういうことは済んでしまったのだと思っていました。 ところがまたこうして始めてしまったのです」     
     
「何を始めたとおっしゃるのです?」      
     
「人生です」      
     
「人生!」     
     
彼女はその言葉にふしぎな戦慄を感じて鸚鵡返しに言った。
     
     
―― 『チャタレイ夫人の恋人』 by D・H・ロレンス      
     
コニーと森番メラーズが初めて結ばれた後の会話    

参照記事→D・H・ロレンスの名作 『チャタレイ夫人の恋人』
     
     
45.     
     
トリスタンは繰り返した。     
     
「姫よ。あなたを苦しめるものは?」      
     
イズーは答えた。      
     
「あなたを愛しいと思う私の心です」
     
     
―― 小説『トリスタン・イズー物語』by ベディエ編      
     
     
46.     
     
この世を逃れ わたしはあなたのものとなる。      
     
あなたばかりを想う、こよなき愛の歓喜!
     
     
―― 『トリスタンとイゾルデ』 by ワーグナー    

    
47.     
     
ボスにはボスの良い所がたくさんあります。      
     
いろいろと大変でしょうが、元気出して、頑張って下さい。
     
     
―― Marie → ボス      
     
     
48.     
     
おお、降り来よ、愛の夜を      
     
我が生きることを忘れさせよ。     
     
汝のふところに我を抱き上げ、 現世から解き放しめよ!      
     
     
愛のために喜んで、いま死ねば、      
     
どうして愛までが一緒に死ぬでしょう。      
     
永遠の愛がどうして一緒に終わるでしょう。      
     
     
こうして私たちは死ねばよい、      
     
離れずに、永遠にひとつとなり、      
     
果てなく、目覚めず、不安なく、     
     
名もなく、 愛につつまれ、     
     
我らかたみに与えつつ、 愛にのみ生きるために!    
  
     
―― 楽劇『トリスタンとイゾルデ』 by ワーグナー    

参照記事→愛と死の世界・ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』に酔う / ルネ・コロ&カルロス・クライバーの名演 
     
     
49.      
     
新たなる海へ 彼方へ…… 我は向かわんと欲する      
     
今より頼るは この我と わが腕のみ      
     
海原は眼前にひらけ、     
     
その蒼茫の涯へと      
     
我がジェノアの船は乗り出す      
     
すべて新たに いよいよ新たに      
     
我を輝らす 時間をも空間をも眠りにおしつつむ正午……      
     
なんじの眼のひとり……     
     
もの凄く 我を凝視める、     
     
なんじ 無限よ!     
     
     
【これが生だったのか、よしもう一度】   ―― ニーチェ   
  
     
50.      
     
人生は、ひとつのチャンス。人生から何かつかみなさい。      
     
人生は、ひとつの美。人生を大事にしなさい。      
     
人生は、ひとつの喜び。人生をうんと味わいなさい。      
     
人生は、ひとつの挑戦。人生を受けて立ちなさい。      
     
人生は、ひとつの責任。人生をまっとうしなさい。      
     
人生は、ひとつのゲーム。人生を楽しみなさい。      
     
人生は、富。簡単に失わないように。      
     
人生は、神秘。そのことを知りなさい。      
     
人生は、悲しみ。それを乗り越えなさい。      
     
人生は、冒険。大胆に挑みなさい。      
     
人生は、幸運。その幸運を本物にしなさい。      
     
人生は、かけがえのないもの。こわしてしまわないように。      
     
人生は、人生。人生に立ち向かいなさい。      
     
――マザー・テレサ

記: 1999年8月28日

メールマガジン『Clair de Lune』より

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この記事を書いた人

MOKOのアバター MOKO Author

作家・文芸愛好家。アニメから古典文学まで幅広く親しむ雑色系。科学と文芸が融合した新感覚の小説を手がけています。東欧在住。作品が名刺代わり。Amazon著者ページ https://amzn.to/3VmKhhR

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