キリスト教と聖書について– tag –
旧約聖書と新約聖書の有名なエピソードに関するコラムと西洋絵画を紹介しています。
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映画『エクソシスト』~悪魔は嘘に巧妙に真実を織り交ぜる
悪魔の言うことに耳を傾けてはならない。悪魔は嘘つきで、真実を嘘に巧妙に織り交ぜる。現代の悪魔は言葉の中に潜み、弱った人の心に囁きかけて搾取する。ポスターの元となったルネ・マグリットの名画『The Empire of Lights』と併せて。 -
神は言葉なり 映画『ザ・ウォーカー』真理が世界を支配する
世界を支配する『一冊の本』をめぐって、旅人イーライと悪党カーネギーが激突する。イーライの美しい言葉に心ひかれた少女ソラーラは行動を共にするが、カーネギーに捕らえられ、イーライも絶体絶命に陥る。キリスト教の世界観をベースに描く近未来アクションの見どころを画像と動画で紹介。コラム『神は言葉なり~真理が世界を支配する』と併せて。 -
死刑制度は本当に遺族と社会を救うのか ~映画『デッドマン・ウォーキング』
死刑囚の精神的アドバイザーを務めるシスター・ヘレンは、死刑宣告されたマシューと面会するうち、死刑が本当に解決策なのか疑問を抱くようになる。一方、我が子を殺された遺族は激しい憎悪をつのらせ、死刑にすべきとの態度を崩さない。死刑囚と遺族感情の間でヘレンは苦悩しながらも、最後までマシューに寄り添うことを決意する。 -
リメイクの難しさ ~若者に媚びるか、年寄りに忖度するか 映画『ベンハー 2016』
1595年のチャールトン・ヘストン版をリメイクした2016年版は失敗作とも言われるが、制作者のチャレンジ精神とリスペクトが感じられ好感がもてた。リメイクの難しさを綴るコラム『若者に媚びるか、年寄りに忖度するか』と併せて。 -
父よ、彼らをお赦し下さい ~イエス・キリストの言葉 【何を選び、どう信じるか】
『父(神)よ、彼らをお赦し下さい。彼らは自分が何をしているのか分かってないのです』はイエス・キリストの有名な言葉です。 ローマ兵に捕らえられ、裁判にかけられたイエスは磔刑に処せられます。 イエスの周りでは、ローマ兵や議員や民衆がイエスを嘲弄し、「本当に救世主なら、自分自身を救ってみろ」と詰ります。 しかし、イエスはそん... -
ゲッセマネの祈り ~新約聖書と西洋絵画で読み解く
十二人の弟子たちと最後の晩餐を終えたイエスは、弟子のペトロ・ヤコブ・ヨハネを連れて、ゲッセマネの園に向います。イエスは天の父に祈りました。「父よ、できるなら、この杯を私から取りのけて下さい。しかし、私の望みからではなく、あなたの御心のままに」。自らの運命を知るイエスの決意と葛藤が感じられる名場面を西洋絵画と併せて解説。コラム『決然と生きる 現代のゲッセマネの園』と併せて。 -
初めに《御言葉》があった。《御言葉》は神であった
ヨハンネスによる福音 《御言葉》が人間となった 初めに《御言葉》があった。《御言葉》は神とともにいた。《御言葉》は神であった。 このかたは、初めに神とともにいた。 神はこのかたによって万物を造った。 造られたもので、このかたによらないで造られたものは何一つなかった。 このかたによらないで造られたものは何一つなかった。 こ... -
羊飼いが天使と出会う時 ~福音は信じる者に訪れる 《世界で最初のクリスマス》より
ルカスによる福音書より。貧しい羊飼いたちにメシアの生誕を告げたのは天使の大軍だった。カメラも書物も、人権という概念さえも無い時代、イエスの言葉は神のように美しく感動的だったろう。聖書とは何か、天使は存在するのかについて綴るクリスマス・コラム。 -
正しいことのために苦しむ ~悩むのは真剣に生きている証し 《ペトロスの手紙》より
「神の意志によるのであれば、善を行って苦しむほうが、悪を行って苦しむよりはよいのです」あれこれ悩むのは真剣に考え生きている証し。気にかけない者に悩みはない。正しく悩む者は神に愛され、報われるという喩え。 -
我に触れるな Noli Me Tangere ~マグダラのマリアと西洋絵画
聖書とキリスト教において謎と魅力に満ちた女性、マグダラのマリア。ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』ではイエスの妻とされていましたが、真偽はともかく、深い心の交流があったのは確かでしょう。イタリアの巨匠ティツィアーノの名画を交えながら感動的な再会の場面『我に触れるな(ノリ・メ・タンゲレ)』について解説。 -
初心者にもわかりやすい キリスト教の本 ~西洋美術や映画をより深く理解するために
聖書が身近に感じられる初心者向けの書籍を紹介。ビジュアル資料や西洋絵画を通してキリスト教への理解が深まること間違いなし。新約聖書・共同訳、創世記・岩波文庫、西洋絵画の主題物語など。 -
男は死んでも櫻色 (三島由紀夫) / 武士道とは、死ぬ事と見付けたり
男は死んでも櫻色。切腹の前には 死んでも生気を失わない様に頬に紅をひき、唇に紅をひく作法があった。敵に封じて恥じない道徳は死の後までも自分を美しく装い自分を生気あるように見せるたしなみを必要とする。散り際の美学を説く三島由紀夫の名言。 -
この世は辛い事ばかりだから、私なら最初から産まないわ ~ミケランジェロの『ピエタ』より
お堅いクリスチャンのハワードは美少女フローレスに恋するが、彼女は悲しい生い立ちからハワードの信仰心を揶揄し、反抗的な態度を取る。ミケランジェロの『ピエタ』を前にフローレスは「産まないことが愛の証」と言い、ハワードはそんな彼女の苦しみに寄り添う。 -
人にあわれみをかけない者には、あわれみのないない裁きが下される ≪新約聖書より≫
「人を差別するなら、あなたたちは罪を犯すことになり、立法によって違反者と断定されるのです。律法全体を守ったとしても、一つの点で落ち度があるなら、律法全部の点について有罪となるからです。人にあわれみをかけない者には、あわれみのないない裁きが下されます。あわれみは裁きに打ち勝つのです」ヤコポスの手紙 『差別に対する警告』 より。 -
決意より信念を維持する方が難しい 《新約聖書より》
あなたたちは、光に照らされた後、苦しい大きな戦いによく耐えた初めのころのことを、思い出してください。 あざけられ、苦しめられて、見世物にされたこともあり、このようなめに遭った人たちの友となったこともありました。 実際、あなたたちは捕らえられた人たちと苦しみをともにし、また、自分がもっとすばらしい、いつまでもなくならな... -
クリスマスとイエス・キリスト ~真理は、あなた方を自由にする
この方は、人類のあらゆる罪を一身に背負うために、この世に現れたのだ。ご覧、あの十字架に、世界中の苦痛がのしかかっているようではないか。これは終わりではない。始まりだ。いずれ、世界中の人々がこの方に付き従って行くだろう -
イエス・キリストの『明日のことを思い煩うな』 過度な欲望が人間を弱らせる
イエス・キリストの言葉「何を食べようか何を飲もうかと命のことで、何を着ようかと体のことで思い悩んではならない。明日のことを思い煩うな」は過度な欲望が人間を弱くする喩えである。足るを知り、今日を精一杯生きようというコラム。 -
『国民の道徳』(西部邁)より ~道徳の基本は死生観
『国民の道徳』(西部 邁)の概要 『国民の道徳』 文: 西部 邁(新しい歴史教科書をつくる会) 2000年10月27日発売予定 (株)扶桑社 サンケイ新聞(7月26日)に掲載されていたCMコピー 未来を語れるのは、道徳だけかもしれない 道徳は、過去のものではありません。 未来へ進む私たちに贈られた英知です。 信じられないことが続発していま... -
にほん昔話と日本人の懲罰好き ~悪者を懲らしめる日本文学 許しか嗤いに走る海外文学
外国の絵本を眺めていて、つくづく思うことがあります。 日本昔話は、やたら懲罰的なストーリーが多いということ。 『かちかち山』『おむすびころりん』『さるかに合戦』『はなさかじじい』『舌切り雀』……etc。 いずれも「良いおじいさん(おばあさん)」と「悪いおじいさん(おばあさん)」が登場して、最後は必ず悪い人が懲らしめられます... -
神を笑うなかれ 修道院ゴシックホラーの傑作『薔薇の名前』 ショーン・コネリー主演
ゴシックホラーの異色作。高邁な修道僧ショーン・コネリーと若きクリスチャン・スレーターが厳格な修道院で起きる連続殺人事件に挑む。殺害の理由には中世キリスト教における『笑い』が秘められていた。なぜ僧は笑いを禁じられたのか、笑いと神にどんな関係があるのか、映画のスクリーンショットを交えて解説するレビュー。
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