親子関係と自立– category –
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『汝自身を知れ』ーなぜ『自分』を知らないといけないの?
《汝自身を知れ》- 古代ギリシャの格言 ウサギがライオンに憧れて、ライオンの真似をしても、決して上手くいきません。 ウサギはウサギの群れと仲良くするから、友だちもできるし、身の丈にあった暮らしを楽しむことができます。 自分がウサギかライオンか、どちらかを知ることは、幸福の基本です。 『汝自身を知れ』という有名な言葉があり... -
自分を見つめる・自分を知る ~自分自身を理解することが幸せへの第一歩
親と対決するにあたって一番大切なのは、『自分を知る』ということです。闘う前に、自分はどうしたいのか、何が欲しいのか、とことん考えて、自分という人間を理解しましょう。愛が欲しければ、愛のある方へ。自由が欲しければ、自由のある方へ。求めるものを堂々と目指しましょう。 -
親殺しは心の中で成し遂げる オイディプスの幸せ道
親に逆らうことに罪悪感を持ち続ける限り、あなたは生涯、呪いの囚われ人であり、「親 死んでほしい」「親 殺したい」という憎悪から解放されることもありません。あなたの心の中で、親は一生許しがたい悪魔として存在し、その毒は、あなたの人生も、あなたの周りの人も、めちゃくちゃにしてしまうでしょう。 -
親の死を願っても、人生は変わらない
親の死を願っても人生は変わりません。親が変わることを願っても、親は死ぬまで変わりません。変えられるのは自分の気持ちと生き方だけ。無理に許す必要はありません。親の呪縛を逃れて、自分らしい人生を生き直してみませんか。 -
見栄と羞恥心こそ若者の最大の敵 ~名より実を取ろう
仕事を選ぶ時、 「女の子が作業着とヘルメットを身に付けるのは恥ずかしい」 「こんな所で働いたら、周りに馬鹿にされる」 という理由で敬遠する人がいます。 実際、働いている人にしてみたら、定時で帰れるし、収入も安定してるし(むしろ平均より上)、一生もののスキルも身につくのに、なんで? と思います。 自分が得るものより、周りの... -
大事なことは地面の下にある
本当に大事なことは、地味で目立たないもの。 だから無くしやすいし、無くしても気付かない。 大事なことは、植物の根っこと同じ。 根っこの枯れた花は育たない。 本当に大事なことは、たいてい地面の下にある。 根っこが残っていれば、来年もまた花を咲かせることができる。 自分育ては、いつの時代も、地味で、面倒で、退屈なもの。 だから... -
子育てとは、子供時代をもう一度生き直すこと 映画『ファインディング・ニモ』
「親になるということは、子供の気持ちと、親の気持ちと、両方わかることなんだ」アンドリュー・スタントン監督の言葉をテーマにした子育てコラムを掲載。映画のあらすじと見どころを併せて。 -
痛みや苦しみは心が正しい証
痛み苦しみは心が正しい証しです。 人生の問題と真剣に戦っているから、心もズキズキ痛むのです。 バイ菌が体内に入ってきたら、熱が出て、喉が痛むのと同じです。 心も必死にバイ菌と闘っているから、しんどい、苦しい、痛くてたまらないのです。 健康な身体がいつかはバイ菌に打ち勝つように、今は心と身体にたっぷりビタミンをあげて、自... -
いじめる人を喜ばせてはいけない ~死んでも、いじめっ子は手を叩いて笑うだけ
いじめられて、悔しい、苦しい。 あいつらの顔を思い浮かべるだけで、心臓がギューっとなって、全身の血が煮えたぎる。 できるものなら殺してやりたい。 それが叶わないなら、死んでしまいたい。 最低な毎日。 どこにも身の置き場がない。 誰も分かってくれない。 だからといって、君が死んだら、君をいじめる人間は手を叩いて喜ぶだけだ。 ... -
毒親に苦しんだあなただからこそ、出来ることがある ~書籍『親の死を願う子供たち』のあとがきより~
乗り越えたと思ったら、また新たな問題が持ち上がり、何度でも、何度でも、どん底に叩き落とされる。その度に、人の倍ほど苦労して、理不尽に感じることもあるかもしれません。親子関係の傷も、一生抱えて生きていくことになるかもしれません。それもまた、あなたの人間的な能力の一部です。 -
『仮面親子』 本当の自分を見せるのが怖い親と本当の自分を見せられない子供
「自然体になれない」「普通が、どういうことか分からない」という親は、本当の自分を見せたら子供に嫌われるという気持ちが人一倍強いのかもしれません。それは裏返せば、自分がそういう親を蔑んで、今も許してないからではないですか? 本物の親子とは何なのでしょう。 -
「大人になる」ということ ~親もまた”人間”と気付く時~
子どもはある年齢に達したら「大人になる」わけではありません。経済的に自立しても心の自立に失敗する人はたくさんいます。心の中にいつまでも「幼い自分」を残したまま親への恨み辛みに固まっていると、考え方も偏屈になり、人間関係や仕事にも影響するようになります。 -
『時間薬』の哀しさ
どんな育児の辛さにも、「時間薬」という魔法があって、夜泣きで悩もうが、癇癪に泣こうが、たいていは期間限定の苦しみで、いつかは時間が解決してくれるものです。 この「時間が解決してくれる」という希望は、どんな育児アドバイスよりも有効で、「あと1~2ヶ月の辛抱」「半年もすれば状況が変わる」と思えることは、私にとって、この上... -
大学には行った方がいいの?
大学には行った方がいいの? 最近、高額な奨学金返還が問題になっています。 「とりあえず大学に行った方がいい」という考えで奨学金を借りたものの、返済が重くのしかかり、日々の暮らしはもちろん、将来の見通しも立たず、経済的にも精神的にも追い詰められるという話です。 安易に大学進学を勧める周りの責任も大きいでしょう。 しかし、... -
食育とは味覚を育てること ~味が分かれば食物の異常が分かる
「偏食をなくそう」「一日三食作ろう」食育にこだわると楽しい食事も苦痛でしかありません。一日一回の手抜き料理でも大事なことは教えられます。海外育児や食生活と照らし合わせながら、本当に大事な味覚について考えるコラム。『日本の育児の常識は世界の非常識』『食育とは味覚を育てること』『自然な味を知れば食物の異常が分かる』『味覚は一生の財産』など -
親は親、あなたはあなた ~自分を幸せにすれば、周りの人も幸せにできる
親孝行も尊いけれど、『自分で自分を幸せにする』ということも、同じくらいに大事。なぜなら、あなたが幸せになれば、あなたはその余力で、周りの人も幸せにできるからです。 -
今日、ボクは、引きこもるのを止めた
ボクがこの部屋に引きこもってから どれぐらいの月日が流れただろう はじまりは 小さな痛みだった なんとなく 人と会うのがつらくて 誰にも顔を見られたくない 話しかけられたくない そんな気持ちだった。 ☆ だからって 誰かに必要とされること 人に褒められること すっかりあきらめたわけじゃない。 多分 ほんとは その逆 ボクが本当... -
可能性の幅を広げる ~助言は具体的に
「可能性の幅を広げる」というと、あれもできる、これもできる、みたいに能力を上げることだと勘違いする人もありますが、実社会における可能性とは「Aがダメなら、Bがある」という臨機応変さをいいます。スポーツ選手でも、身体の故障を機に、指導監督に徹したり、ショップを始めたり、上手に転身する人も少なくないですね。競技に勝つこ... -
褒める育児 ~何について褒めるか
褒めることは子供に親の価値観を植え付けることでもあります。何をどう褒めるかで結果も違います。親力というのは、何をどう教えるかではなく、いかに我が子の中に美しい心情や努力を見出すかにあります。 -
素晴らしい哲学は10代~20代に出会うべし
文学にしても、哲学にしても、「生きること」や「愛すること」をテーマにした本は、10代~20代、遅くとも30代には読まないといけません。40歳を過ぎると、説教くささが鼻について、理想より現実、人生論より実利の方が優るからです。