絵画の話題– tag –
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愛する人の面影を留めて ~ルブラン夫人の肖像画
フランスの宮廷画家ルブラン夫人はマリー・アントワネットや家族の肖像画を何枚も描きました。「実物よりちょっと美しく描く」のが人気の秘密だったようです。ルブラン夫人の肖像画を画像で紹介。 -
『ジャガイモを食べる人々』 『聖書のある静物』『疲れ果てて』 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの名作
ゴッホの初期の名作『ジャガイモを食べる人々』から問題児だった青年期のエピソードを紹介。いまだ東欧の人々にとって主要な食糧であるジャガイモに関するコラムを掲載しています。『疲れ果てて』『聖書のある静物』と併せて。 -
我に触れるな Noli Me Tangere ~マグダラのマリアと西洋絵画
聖書とキリスト教において謎と魅力に満ちた女性、マグダラのマリア。ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』ではイエスの妻とされていましたが、真偽はともかく、深い心の交流があったのは確かでしょう。イタリアの巨匠ティツィアーノの名画を交えながら感動的な再会の場面『我に触れるな(ノリ・メ・タンゲレ)』について解説。 -
エロスとプシュケの寓話 ~愛と疑いは一緒にいられない
恋の神エロスはプシュケに恋をし、姿形を隠して結婚生活を送るが、夫を疑うプシュケは明かりをかざして神であるエロスの姿を見てしまう。エロスは「愛と疑いは一緒にいられない」と言って飛び去るが、プシュケは困難を乗り越え、神の一員として迎えられる。人間の魂の変容を描いた名作。 -
エロスとは上昇する生のエナジー ~ヴィーナスとクピドの神話より
海の泡から生まれた美と愛の女神ヴィーナスと息子クピド。エロスは上昇する生の象徴でもあり、所有と欲望の愛に突き動かされる。エロスの本質を絵画と併せて綴るエッセー。 -
初心者にもわかりやすい キリスト教の本 ~西洋美術や映画をより深く理解するために
聖書が身近に感じられる初心者向けの書籍を紹介。ビジュアル資料や西洋絵画を通してキリスト教への理解が深まること間違いなし。新約聖書・共同訳、創世記・岩波文庫、西洋絵画の主題物語など。 -
この世は辛い事ばかりだから、私なら最初から産まないわ ~ミケランジェロの『ピエタ』より
お堅いクリスチャンのハワードは美少女フローレスに恋するが、彼女は悲しい生い立ちからハワードの信仰心を揶揄し、反抗的な態度を取る。ミケランジェロの『ピエタ』を前にフローレスは「産まないことが愛の証」と言い、ハワードはそんな彼女の苦しみに寄り添う。 -
だるまどん(父)の優しさ 絵本『だるまちゃんとてんぐちゃん』
だるまちゃんとてんぐちゃんは大の仲好し。てんぐちゃんが可愛い靴や帽子を被っているのを見て、だるまちゃんも同じものを欲しがります。子の願いに応えようとする父の愛を描いた名作の魅力を紹介。 -
地獄という芸術 遠山繁年の絵本『蜘蛛の糸』(芥川龍之介)
芥川龍之介の名作『蜘蛛の糸』を遠山繁年の色彩鮮やかな絵画で綴る絵本。本作に描かれた地獄とは何か、蜘蛛の糸を伝ってきた何万の罪人は救われるのか、なぜ地獄の絵は生き生きと描かれるのかを考察したコラム。 -
海外版青空文庫『Project Gutenberg』無料で原書がDLできる
御存知の方もあるかもしれませんが、海外版の青空文庫『Project Gutenberg』(グーテンベルク・プロジェクト)で古典の名作の原書を無料でダウンロードすることができます。いわゆる、「世界文学」「哲学」の類です。ドイツ語やフランス語もあります。 Project Gutenberg https://www.gutenberg.org/ たとえばオスカー・ワイルドならこんな感... -
人間はね、生のままの姿が一番美しいの ~絵画『裸足のアフロディーテ』より
お堅いクリスチャンと画家のアトリエでヌードモデルを務める美少女フローレス。ハワードは彼女の身を案じてモデルを止めるよう助言するが、フローレスは芸術だと言って相手にしない。フローレスは画家の個展に連れ出し、代表作『裸足のアフロディーテ』を見せる。そこで初めて彼女の志を悟る場面です。 -
映画『ファム・ファタール』運命の女とショパールの蛇
この記事にはエロティックな描写が含まれます。年少者はご注意下さい。 ファム・ファタールの魅力 世界的名画という訳ではないけれど、見終わった後、いつまでも不思議な余韻が続いて、忘れられなくなる映画がある。 2002年に公開されたブライアン・デ・パルマ監督のエロティック・サスペンス『ファム・ファタール』もその典型で、TV放送でち...
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