恋する気持ち– tag –
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スタイル・カウンシルの『The Paris Macth』~ 世界で三番目に好きなラブソング
ザ・ジャム解散後、ポール・ウェラーが自身を解き放つように制作した名盤『カフェ・ブリュ』に収録。女性ヴォーカル、トレーシー・ソーンのアンニュイな歌声もさることながら、恋する人の面影を求めて夜の町を彷徨い歩く女性の心情を歌った歌詞も秀逸。『My ever changing moods』『The Lodgers』など -
恋の航路、愛の彼岸
「そんなに怖がらなくても、何もしないよ。前に約束しただろう。お互いに心の底から好きと思えるようになったら、その時、恋人同士のキスをしようと。だからといって、俺のことを『いい人』なんて思わないで欲しい。俺は憧れのキャプテン・ドレイクでもなければ、白馬に乗った王子さまでもない。欠点もあれば、下心もある、普通の男だよ」 「... -
恋人たちの夏時間 ~オスカルとアンドレの今宵一夜
革命前夜、オスカルとアンドレは夫婦として結ばれる。今宵一夜限りのベッドシーンは究極の愛を描いて少女らの心を鷲づかみにした。少女漫画初のベッドシーンと呼ばれる第8巻の場面と欧州のサマータイムに関するコラム。 -
寺山修司 宝石の詩『ガーネット』 ~思い出をかためて一つの石にできたなら
ガーネット もしも 思い出をかためて 一つの石にすることが出来るならば あの日二人で眺めた夕焼の空を 石にしてしまいたい と 女は手紙に書きました その返事に 恋人が送ってよこしたのは ガーネットの指輪でした あかい小さなガーネットの指輪を 見つめていると 二人はいつでも 婚約した日のことを思い出すのです 愛さないの、愛せないの (... -
映画『ハミングバード』と償い ~犯罪者は幸福になってはいけないのか
ジェイソン・ステイサムが照れ屋の中学生みたいにポーランド系シスターと可憐な恋を演じる異色のハードアクション。筋肉マッチョながら初めてのキスは純愛全開。心に残る美しいラブストーリー。原題の『償い』に関するコラムと併せて。 -
松任谷由実の『届かないセレナーデ』 ~失った恋にさまよって
一度なくした恋は元には戻らない。頭では分かっていても、ここに居れば、もう一度やり直せるような気がして、ぐるぐる同じ場所を廻り続ける。ユーミンの失恋ソングをモチーフとしたイメージ・ポエム。 -
松任谷由実『タワー・サイド・メモリー』 愛は恋が過ぎ去った後に始まる
『あの時 さらって くれたらいいのに。ごめんね」なんて 言って欲しくない』 神戸ポートピアランドをイメージしたラブソング『タワー・サイド・メモリー』から、不器用な恋の思い出を綴ったイメージポエムを掲載。ユーミンの最高傑作と名高いアルバム『タワー・サイド・メモリー』をSpotifyで紹介。 -
松任谷由実 『A HAPPY NEW YEAR』 ~人を好きになることは祈りにも似ている
『こうしてもうひとつ年をとり あなたを愛したい ずっと ずっと』 新年に愛する彼に会いに行く女の子の祈るような気持ちを歌ったユーミンのラブソング。イメージ・ポエム 『人を好きになることは祈りにも似ている』『本当の幸せは『想う人がある』ということ』を掲載。ユーミンの最高傑作と名高いアルバム『昨晩お会いしましょう』について紹介。 -
荒井由実『雨の街を』 ~ 誰かやさしく肩を抱いてくれる人に出会ったら
「誰かやさしくわたしの肩を抱いてくれたら どこまでも遠いところへ 歩いてゆけそう」荒井由美の代表曲『雨の街を』とモチーフにしたイメージポエム。「一人ぼっちの不安」「居場所のない女たち」「愛よりも力を欲しがる時」「それでも女性であることは止められない」「自分を女のコの気持ちに委ねる」。 -
荒井由実『曇り空』 ~誰かに心惹かれても背中を向けたくなることがある
「きまぐれだって おこらないでね。本気で好きになりそうだから」荒井由実の代表曲『曇り空』をモチーフにしたイメージ・ポエム。好きだけど背中を向けたくなる気持ちを謳っています。アルバム『ひこうき雲』をSpotifyで紹介。 -
荒井由実『さみしさのゆくえ』 ~人生の翳りと美しさ
幸せを感じるには同じくらいの翳りが必要で、それと静かに向き合える人だけが人生の真の美しさを知る。ユーミンの最高傑作と名高い『さみしさのゆくえ』をモチーフとした恋と人生のイメージ・ポエム。 -
クリスマスに恋人と見たい恋愛映画『ゴースト/ニューヨークの幻』 ~幽霊にしか癒やせない悲しみがある
モリーとサムは幸せな幸せに暮らしていたが、サムは暴漢に襲われる。幽霊になったサムは天国に行くことを拒み、インチキ霊媒師オダ=メイと組んで、モリーを守ろうと奔走する。クリスマスに恋人と見たい恋愛映画の傑作。コラム『幽霊にしか癒やせない悲しみがある』と併せて。 -
竹宮恵子の漫画『風と木の詩』と非実在青少年の性愛について / 性的描写と物語における必然性
少年同士の性的表現で知られる『風と木の詩』は恋する者の心情を描いた名作である。絵だけを取り上げれば不健全とみなされかねない。創作物における性的表現と、物語における必然性について考察するコラム。漫画のあらすじと見どころも紹介しています。 -
若者に幸福な朝は訪れるのか 今宵の愛を歌う『トゥナイト』と『ウエスト・サイド・ストーリー』
昭和の名作ミュージカル『ウェストサイド物語』を色彩感あふれる映像で現代的にアレンジしたスティーブン・スピルバーグ監督の傑作。アカデミー賞を受賞した圧倒的な群舞に目が釘付けになる。今この時代古典的な恋を描いた監督の意図は何だったのか。象徴的なエンドロールを中心に解説。2021年と1961年の群舞の違いを動画で紹介。 -
【詩】 世界であなたほど愛している人はないから – Clair de Lune より
恋だけが、真の意味で、人間を完全にする。「異性」という、異質の人間との遭遇。「情熱」という、未知の感情との遭遇。恋は変え、恋は解き放つ。恋とは魂の変容。わたしたちは皆、片翼の鳥なのだ。恋の詩を収録 -
恋が実れば、ロマンスも消える
恋が実れば、ロマンスも消える 恋を形而上に結びたかったのは、むしろ私の方かもしれない。 恋が実れば、ロマンスも消える。 ロマンスがなくなれば、創造の火も消える。 恋する者同志がカフェで向かい合い、 その想いの全てを語り尽くした瞬間、 恋の甘い苦しみも消えていくように。 触れるか、触れないかの、張り詰めた距離感が、 互いの存... -
恋愛は誰にでも出来るものではない ~恋に必要な感受性と愛する能力
恋愛は誰にでも出来るものではない 映画「タイタニック」といい、「ロミオとジュリエット」といい、命がけのラブストーリーがもてはやされるのは、本物の恋愛を経験した人など、きわめて少ないからではないか。 実際に体験したら、自分の体験の方が重すぎて、映画や小説にカタルシスを求めなくても、日々の出来事が心を洗い流してくれるから... -
スティングの大人のラブソング 『It’s probably me』&『Shape of my heart』
映画『LEON』のエンディングに使われ一躍有名になった『Shape of my heart』、リーサル・ウェポンのえd『It's probably me』どちらも哀愁に満ちた大人のラブソング。オリジナル歌詞と邦訳を紹介。 -
ジャズヴォーカルの名曲『Cry Me A River』~だけど愛してる
ジュリー・ロンドンの歌唱で一躍有名になったラブソングの定番。曲のイメージとは裏腹に復縁を迫る恋人に「川のように泣くといい」と男の不実を詰る恨み節のような曲だ。曲を知るきっかけとなった柳ジョージ、エラ・フィッツジェラルド、バーブラ・ストライザンド、ジャスティン・ティンバーレイクの歌唱を動画で紹介。恋愛コラム『もっと恋に正直になろう』と併せて。 -
『片思いの詩集』寺山修司 人を好きになることを愉しもう
『片思いはレコードでいえば、裏面の曲のようなものです。どんなに一生懸命唄っていても、相手にはその声がきこえません』恋する乙女の気持ちを純朴に綴った片想いの詩集より、お気に入りの恋の詩を紹介。心から綺麗になりたいあなたへ。
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