音楽・舞踊– category –
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名曲『アクエリアス ~輝く星座』 未来に輝く「水瓶座の時代」
70年代ヒッピーは『水瓶座の時代』に期待を込めて意識革命を高らかに歌った。巫女を思わせるような黒人女性歌手の『アクエリアス』は祈りのように天にこだまする。あれから50年。我々の社会は水瓶座の時代にふさわしく進歩しただろうか。『アクエリアス』の歌詞と邦訳を紹介。占星術コラム『水瓶座の女』と併せて。 -
美輪明宏の『愛の讃歌 ~エディット・ピアフ物語』/ 『花』
美輪明宏の『愛の讃歌 ~エディット・ピアフ物語』について 舞台『愛の讃歌 ~エディット・ピアフ物語』は、寺山修司・原作『毛皮のマリー』や江戸川乱歩・原作『黒蜥蜴』に並ぶ、美輪明宏の代表作です。 私も2000年6月の大阪公演を観劇し、非常に感銘を受けました。 エディットというシンガーを決して美化することなく、それでいて、歌に... -
受験生の心の友 深夜ラジオと笑福亭鶴光の『オールナイト・ニッポン』
昭和期、全国の受験生、学生が寝不足覚悟で楽しんでいた深夜ラジオ番組。中島みゆき、タモリ、笑福亭鶴光ら、強烈なパーソナリティのトークに聞き入った日々。番組OPはハーブ・アルパートのヒット曲『ビタースイート・サンバ』だった。 -
誰が何を言おうと自分らしくあることだ『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』 スティングの一押し!
Be yourself no matter what they say 誰が何を言おうと自分らしくあることだ。ニューヨークに暮らす英国人の心意気、異邦人の孤独や生き様がひしひしと伝わってくるスティングの傑作。ブランフォード・マルサリスのサックスが都会の淋しさを醸しだし、Jazzyな曲調に仕上がっている。 -
【詩とJAZZ】私の月に会いに行く ~JAZEBOO『Acapulco』
【詩】 私の月に会いに行く 辛い時、悲しい時 太陽ではなく、月を見上げるのは何故だろう。 同じ天宮に輝く星なのに、太陽ではなく、月に救いを求めるのは……? 昼の中では 自分を知るのが怖くて 瞳を開くのも躊躇われる時も 月明かりの下なら ほんの少し 自分の心を感じることができる 太陽には見せられないものも 月明かりの下なら ほん... -
愛憎と虐待の間 母親への屈折した感情を歌うエミネムの『Cleanin’ Out My Closet』
生みの母への屈折した感情を歌ったエミネムの代表作。「あんたを傷つけるつもりはないし、泣かせたいわけでもない。でも、心のクローゼットの中身をぶちまけずにいないんだ」と愛憎を吐き出す歌詞と幼少時の虐待を描いた動画が生々しい。毒親に関するコラムも添えて。 -
天から降り注ぐ光のサウンド Meditacionessaの『Mariposas』~昇華する蝶~
スペイン語で『蝶』を意味する本作は、宇宙的な広がりを感じさせるヒーリングミュージック。魂の昇華を思わせるようなロマンティックなジャズ・インストゥルメンタルです。 -
紫色の涅槃 ENZOのピアノ・インストゥルメンタル『Mystic River』
数あるピアノ・インストゥルメンタルの中でも、メランコリックで透明感あふれる曲調が印象的なアーティスト、ENZO。 特に代表作の『Mystic River』は遠い涅槃を感じさせる、幻想的で、非常に美しい楽曲だ。 ところが、ENZOのプロフィールはどこを探しても見当たらない。 まるで存在そのものが Mystic River のように、ピアニスト・ENZO の情... -
宇宙の果てからコニャニャチハ シンセポップ『The Rah Band』と『Clouds Across the Moon』
20世紀の鬼才リチャード・アンソニー・ヒューソンが結成したシンセポップ・グループ The Rah Bandの『Clouds Across the Moon』は宇宙的な広がりを感じさせるヒット曲。恋人同士が地球と火星に離ればなれで単身赴任するポエムを掲載。コラム『音楽にもシナリオは必要』と、その他の名曲をYouTubeとSpotifyで紹介。 -
心のホームレス Monde Grossoの『1974-Way Home』~美しいジャズ・インストゥルメンタル
帰る場所のある人は幸せだ。帰る場所があるから、何所までも遠くに行くことができる。帰る場所がなければ、何所にも行かれない。それが家の中であれ、生まれ育った町であれ、何所にも行けないのは、帰る場所がないからだ……切なくも甘美なメロディが印象的なMonde Grossoの名曲をYouTubeとSpotifyで。 -
世界最強の美尻ミュージックVIDEO『Alex Gaudino * Destination Calabria』
世界最強の美尻ミュージック アレックス・ガウディーのの『Destination Calabria』 日本でも人気があるのでしょうか、アレックス・ガウディーノ。 下記の記事にもあるように、2007年にリリースされた、比較的古い楽曲ながら、YouTubeでもぶっちぎりの再生回数を誇っています(いまだに)。 アレックス・ガウディーノ、世界中の男性陣を釘付... -
拝啓、バナナラマのお姉さま。『大人の女』って何ですか?
1980年代ディスコブームの象徴ともいうべき『ヴィーナス』をはじめ、ノリのいい楽曲をYouTubeとSpotifyで紹介。少女が大人の女性に憧れ、安心して年を取れる社会は幸福だというコラムと併せて。 -
音楽CDは握手券より歌詞カードとライナーノーツの充実をお願いします。
日本の音楽文化が誇るライナーノーツとは 音楽CDに挿入されたライナーノーツは、日本が誇る文化の一つと思う。 下記にも書いているが、歌詞カードやコラムなど、ご丁寧に冊子を挿入しているのは日本のCDぐらいで、他国のCDにはそんな親切なガイドブックはどこにも存在しないからだ。 私はライナーノーツで育った。 幼稚園の頃からクラシック... -
思想管理にNoと言う『アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール Part2』 ~管理は本当に『悪』なのか?
「思想管理なんてされたくない、先生 子どもたちを放っておいてくれ」学校の管理教育と従順な社会の歯車の大量生産にNOを突きつけるピンク・フロイドの代表作。学校に放火して児童の解放を謳うミュージックビデオが衝撃的。しかし、管理は本当に悪なのか、という疑問を投げかけるうコラムです。 -
壊れそうに美しい『Love Theme from Spartacus(スパルタカス 愛のテーマ)』ジャズ・ピアノの傑作 by ビル・エバンス
ピアノの詩人ビル・エヴァンスの作品の中でも極めて美しいソロの名曲。カーク・ダグラス主演の歴史大作『スパルタカス』のピアノ・アレンジで、繊細なメロディと透明感あふれるサウンドはまさに壊れそうな美しさ。その他のアレンジやお勧めアルバムも紹介しています。 -
珠玉のラブソング『マジック』(Every little things she dose is Magic)ザ・ポリス 25年目の再結成に思う
スティングとザ・ポリスのヒット曲からは想像もつかないほどキュートで、アイドル歌曲のようなラブソングと歌詞を動画で紹介。若かりし日のスティングのお茶目なパフォーマンスが堪能できる。コープランドとの軋轢によりバンド解散が決定的になったが、25年目に再結成。80年代の感慨を綴る音楽コラムと4枚目のアルバム『ゴースト・イン・ザ・マシーン』の魅力を紹介。 -
厳しくも、その厳しさの中で生きていく ~宮沢和史さんのプシェミシル・コンサートの思い出 (2005年)
2005年、ポーランドの小さな地方都市プシェミシルで、外国人観客を相手に、立派にコンサートを務められたTHE BOOMの宮沢和史さんのプロ魂を綴ったライブの感想です。プロとは何かを考えさせる素晴らしいステージでした。 -
美空ひばりの名曲『人生一路』と幸せの数え方
昭和の歌謡界の女王・美空ひばりの名曲『人生一路』『川の流れのように』『悲しい酒』の歌詞を動画で紹介。人生と幸せに関するコラム。
『人生一路』 これが自分の生きる道『川の流れのように』/ この世は生きるに値する場所『悲しい酒』一幕の芝居のように / 人は一生かけて自分を磨き上げる / 近藤真彦の逸話 ~歌の上手いおばさん / 幸せの数え方 今日の己に、明日は克つ -
日本の女の子はSNS下で絶滅したかもしれない ~Towa tei の『Sweet Robots Against The Machine – Free』の魅力
Towa Tei の Sweet Robots Against The Machine - Free 我が家で大人気のTowa-Teiさんの『Sweet Robots Against The Machine - Free』。 正直、こんなアーティストがいるとは知らなかったし、この系統の音楽もほとんど聞かないんだけど、Sweet Robotsにはハマった。 麻生久美子ちゃんと桃生亜希子ちゃんの演じる動画もとってもキュート。 国... -
女子高生の夢の彼氏 ボズ・スキャッグス『ミス・サン』 『Lowdown』 ~70年代AORに酔う
80年代AORを代表するボズ・スキャッグスのヒット曲。ソウルフルな女性ヴォーカルが美しく、女子高生の夢の彼氏だった。代表曲『LowDown』『JoJo』『シモーヌ』と併せて。