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美しい生命のSF叙情詩 『ブレードランナー』(1982年) 私は何もので、人生はいつ終わるのか?
『ブレードランナー』は「近未来SF」にカテゴライズされるが、根底にあるのは人間や生命に対する問いかけであり、答えは見る人に委ねられる。すべては一編の詩のように流れ、明確な回答は一つとしてない。心と自己に関するコラム。 -
「時は金なり」「貧乏ヒマなし」 人生とは時間そのもの 映画『TIME/タイム』
科学技術の進歩により、人間の肉体は25最で止めることが可能になった。多くの人は生きる時間を得る為にあくせく働き、富裕層は若く美しいまま生き長らえることができる。『時は金なり』を体現するユニークなアクション映画。コラム『時間の使い方で人生の価値が決まる』 -
映画『キング・コング』ピーター・ジャクソン版は映画史に残るのか?
なぜ1976年制作のジョン・ギラー版は不朽の名作となり、ピーター・ジャクソン版はすぐに忘れ去られるのか。役者も特撮も秀逸ながら、詰め込みすぎた感のあるリメイク版。その違いについて解説します。 -
映画『ターミネーター』 ~機械は人間に近づきすぎると終末(ターミネイト)を選ぶ
未来から送り込まれたターミネーターが英雄の母となる女性の抹殺を試みる。斬新な設定とシュワルツネッガーの迫力で一世を風靡したシリーズの魅力と、【科学コラム】 ターミネーターの足音が聞こえる ~コンピュータは心を学ぶのか。 -
世界を救う第五の要素 映画『フィフス・エレメント』 & エリック・セラの『Little Light of Love』
世界を救う「五番目の要素」とは何なのか。超人的な能力をもつ美女リールーと元特殊部隊のTaxiドライバー、コーベンの活躍を描く新感覚のSFアクション。エリック・セラの主題歌も印象的なリュック・ベッソン監督の傑作。 -
スネーク・プリスキンにカルトな愛を捧ぐ ~映画『ニューヨーク1997』(ジョン・カーペンター)
1980年代に製作され、今なおカルトな人気を誇る『ニューヨーク1997』。「スネークと呼べ」が決め台詞の犯罪の帝王をカート・ラッセルが好演。B級感あふれるセットとカーペンター感得が自ら手掛けたチープな音楽が味わい深いカルトアクションの魅力を紹介。 -
映画『マトリックス』が本当に伝えたいこと ~君は心の囚人 / What is MATRIX 英語で読み解く
仮想現実を舞台にしたサイバーアクションで知られるが、本質は心と世界の関わりをテーマにした哲学的な作品。私たちが「自分」や「世界」と捉えているものは自身の思い込みが作り出したイメージに過ぎない。You are the prisoner of you mind (君は君の心の囚人) -
心の醜悪は外見に現れる ~嫉妬に狂った男の悲劇 映画『ザ・フライ』
天才科学者セスは物質転送機『テレポッド』の開発に成功するが、恋人の過去に嫉妬するあまり、自棄を起こして、自らを実験台にする。だが、ポッドの中には一匹のハエが紛れ込んでいた。 -
21世紀の正義と教育 ~本物のヒーローとは 映画『LOGAN/ローガン』が教えてくれること
ウルヴァリン・シリーズの最終話となる本作では20世紀のヒーローを否定し、日常の善人こそ本物の英雄と子供達に教える。老いたプロフェッサーを介護するローガンの姿が印象的なドラマの見どころを名台詞と画像で紹介。 -
猿の惑星 : 聖戦記 ~言語能力の喪失が人類を滅ぼす
人間との戦いは激化の一途を辿り、シーザーは猿仲間を安全な場所に移そうとするが、マロリー大佐に家族を殺され、復讐の旅に出る。新三部作の最終章は全編モノトーンの演出で、シリアスな内容だが、良心の呵責に苦しむシーザーの内面にフォーカスし、一大叙事詩にふさわしい作品に仕上がっている。 -
貧しい村にも銃がある 娯楽系アクションの見本のような映画『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』
アフリカの奥地に消えた甲鉄艦テキサスの謎を追うトレジャーハンターと、未知の感染症に立ち向かう女医エヴァが巨大な陰謀に巻き込まれ、サハラ砂漠で活躍する痛快アクション娯楽大作。
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