教育と文化– tag –
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音楽と子供の想像力が出会う時 サン=サーンス『動物の謝肉祭』(レナード・バーンスタイン)
愛らしい動物を名曲アレンジで綴る組曲『動物の謝肉祭』の魅力をSpotifyとYouTubeで紹介。ナレーション入りのバーンスタイン盤は子供向けシンフォニーとしてもおすすめ。サン=サーンスの代表曲『死の舞踏』『白鳥』をシャルル・デュトワ指揮 モントリオール管弦楽団のCDより紹介しています。 -
芸術には使命も目的もありはしない ~人間は進化せず、変化するだけ
【高校生の質問】 ピカソはぼくに何も与えなかった 高校生の質問 ピカソが死んだ。9歳の高齢だったそうだ。天才は概してその芸術活動において寡作であるという世の通説に反して、非常な多作で、特に晩年の盛んな活動は年齢を感じさせないくらい驚くべきものがあったそう. ピカソの絵の中には何億円という高値がついたものがあるという。世界... -
楽天こそ才能 インドの教育熱と前向き思考を描く青春映画『きっと、うまくいく』
インドの工科大学に学ぶ3人のルームメイトの生き様を通して、過熱教育や競争社会の弊害を描くコメディ映画の傑作。『すべてうまくいく』の楽天思考で生き抜くランチョーの姿が印象的。ダンスあり、ギャグありのエンターテイメントでありながら、ビジネスと学術のグローバリズムについて考えさせられる良作。コラム「自己肯定感の低下は高い能力も腐らせる」「楽天性を身に付けるのは難しい」「悲観的な秀才10人より、楽天的な凡人100人の方がいい仕事ができる」 -
大人の優しさって何だろう 『秘密戦隊ゴレンジャー』 ユニークな仮面怪人と制作裏話
昭和の子供を熱狂させた戦隊ものの元祖。『ストーブ仮面』や『パイナップル仮面』など毎回ユニークな仮面怪人が登場し、制作スタッフの熱意と気づかいが伝わってくる。解説本『ゴレンジャー大全』のインタビュー記事には役者やスタッフの子供に対する気づかいが感じられる。コラム『大人の優しさって何だろう』と併せて。 -
21世紀の正義と教育 ~本物のヒーローとは 映画『LOGAN/ローガン』が教えてくれること
ウルヴァリン・シリーズの最終話となる本作では20世紀のヒーローを否定し、日常の善人こそ本物の英雄と子供達に教える。老いたプロフェッサーを介護するローガンの姿が印象的なドラマの見どころを名台詞と画像で紹介。 -
猿の惑星 : 聖戦記 ~言語能力の喪失が人類を滅ぼす
人間との戦いは激化の一途を辿り、シーザーは猿仲間を安全な場所に移そうとするが、マロリー大佐に家族を殺され、復讐の旅に出る。新三部作の最終章は全編モノトーンの演出で、シリアスな内容だが、良心の呵責に苦しむシーザーの内面にフォーカスし、一大叙事詩にふさわしい作品に仕上がっている。 -
頭はいいけど、役立たずな学者
『学術』といえば、頭のいい人の世界と捉えられがちですが、知識はどこまでもいっても知識ではなく、行動、誠実、社会性が伴わなければ、ただの記号でしかありません。 経営に関する知識をどれほど蓄えようと、売り上げに繋がらないのと同じ。 用語やルールは、経営を行う為の基礎であって、用語、そのものが利益を意味するわけではないんで... -
子供の能力を商品化する大人 ~やりたい事は社会との関係性を持つことにある
大人が子どもの能力について考える時、『商品化された能力』を意味することが多い。「自分が今やりたいことが何かということを知ってることは、ある意味で、自分が社会との関係を持ってのことであって、自分が何もスペシャリストになることではない」 -
思想管理にNoと言う『アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール Part2』 ~管理は本当に『悪』なのか?
「思想管理なんてされたくない、先生 子どもたちを放っておいてくれ」学校の管理教育と従順な社会の歯車の大量生産にNOを突きつけるピンク・フロイドの代表作。学校に放火して児童の解放を謳うミュージックビデオが衝撃的。しかし、管理は本当に悪なのか、という疑問を投げかけるうコラムです。
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