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レオンと真澄の『ドン・キホーテ』 二人で作るバレエと人生 ~パートナーシップとは
有吉京子の『SWAN』を観る(6) バレエコンクールで、パートナーの失敗から、自分の踊りも駄目になったシドニーの悲劇を目にして、真澄はパートナーについて真剣に考えるようになる。そんな真澄の前に現れたレオンは『ドン・キホーテ』を得意とし、真澄と息の合った踊りを披露する。『ドン・キホーテ』の物語と創作の背景を動画で紹介。コラム『二人で作るバレエと人生 ~パートナーシップとは』 -
真澄の人生を変えた マイヤ・プリセツカヤの黒鳥とバレエ『白鳥の湖』
有吉京子の『SWAN』を観る ① マイヤ・プリセツカヤの『白鳥の湖』に感動した聖真澄は想いを伝える為にマイやの前で『黒鳥(ブラックスワン)』を踊ってみせる。ロシアの至宝と称えられ、ボリショイ・バレエ団の黄金期を築いたプリセツカヤの黒鳥と白鳥を動画で紹介。『白鳥の湖』のあらすじや上演エピソードと併せて。 -
カルラ・フラッチの『ジゼル』とモスクワの天才少女ラリサ・マクシモーヴァ ~水鳥のようなつま先(ポワント)
有吉京子の『SWAN』を観る(2)ボリショイ・バレエ学校の天才少女ラリサ・マクシモーヴァは京極小夜子にライバル心を燃やし、招待客の前で『ジゼル』の競演を提案する。ラリサの踊る一幕のソロを見て「カルラ・不ラッチ以来の天才だ」と称賛するエピソードを動画で紹介。『ジゼル』の物語と上演の歴史と併せて。 -
バレエ『眠りの森の美女』の物語と見どころ / 体力的にきついオーロラ姫の踊り
有吉京子の『SWAN』を観る(3)チャイコフスキーの名作『眠りの森の美女』の物語と見どころを動画で紹介。オーロラ姫の可憐な演技とは裏腹に、プリマにとっては体力的にきつい演目で知られています。最大の見せ場である『グラン・パ・ド・ドゥ』『バラのアダージョ』『リラの精の踊り』などを紹介。 -
モダンバレエとルシィの『ボレロ』 ~ジョルジュ・ドンとモーリス・ベジャールの魅力
有吉京子の『SWAN』を観る(8) 名振付家ジョージ・バランシンの元でモダン・ダンスに取り組むが、クラシックとの違いに戸惑う真澄に、ルシィは「モダンには感情表現が無いだって? 君はモダンをまったく理解してないよ! モダンほど自分を表現できる踊りはないのに」とモーリス・ベジャール振付の『ボレロ』を踊って見せる。ベジャールの世界を体現した伝説のダンサー、ジョルジュ・ドンの名演を動画で紹介。 -
真澄のバレエが変わった『愛の伝説』と振付師ユーリー・グリゴローヴィチ
有吉京子の『SWAN』を観る(7)真澄と葵は『愛の伝説』のパ・ド・ドゥに取り組むが、役柄に感情移入することができない。名振付家のセルジュ・ラブロフスキーは「人に譲れる恋なら本物ではない」と諭し、真澄は踊りに心を解き放つことを学ぶ。ボリショイ・バレエの振付家ユーリー・グリゴローヴィチのプロフィールと併せて。 -
真澄とレオンのバレエ『牧神の午後』 ~ジェローム・ロビンスとジョージ・バランシンの世界
有吉京子の『SWAN』を観る(9) モダンバレエという新たな踊りを前に、レオンと真澄の心はすれ違うばかり。真澄は心優しいルシィに惹かれるが、やはり自分のパートナーはレオンしかないと悟り、ジェローム・ロビンズの傑作『牧神の午後』に挑む。作品の詳細とプロフィール、ジョージ・バランシンの世界を動画で紹介。 -
バレエ『スパルタクスの慟哭』 永遠のパートナー、レオン登場 / 自分を恐れる人に、いい芸はできない
~有吉京子の『SWAN』を観る(5) 心優しい草壁飛翔や柳沢葵とはまったくタイプの異なるレオンは強引な言動で真澄を振り回し、「誰だって腹の底には、強烈な自我を秘めているんだ。あんただってエゴイストなんだ」と真澄の秘めた自我を刺激する。レオンの踊る『スパルタクス』のソロや美しいパ・ド・ドゥを動画で紹介。コラム『自分を恐れる人に、いい芸はできない』と併せて -
バレエ『火の鳥』の物語 / マーゴ・フォンティーン「技の良し悪しよりも、印象に残る踊りが大事」
有吉京子の『SWAN』を観る(4) ロイヤルバレエ団のホープ、シドニー・エクランドは真澄にライバル心を燃やし、炎のような『火の鳥』を踊って見せる。稽古場を訪れた名プリマ、マーゴ・フォンティーンは二人の踊りを鑑賞し、「良いとか悪いとかではなく、”印象に残る”のです」と真澄を評価する。 -
マイヤ・プリセツカヤの『瀕死の白鳥』 THE DYING SWAN サン・サーンス作曲
サン・サーンスの名曲『瀕死の白鳥』は歴史的バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤの代名詞でもあります。二分足らずの楽曲の中で、死に向かう白鳥の悲しみや潔さを見事に演じきっています。最後の瞬間まで生きようとする姿は、過酷な監視社会と闘い続けたマヤの生き様そのもの。意志的な美しさに息を呑むほどです。 -
批評とは何か 雑誌『バレエワンダーランド』より 一億総評論家時代の幸せ術
誰もが気軽に作品の意見や感想を述べられるSNS時代において批評はどうあるべきなのか。専門誌『バレエワンダーランド』のコラム『批評における傾向と対策』から批評と創作について考察。感想と批評とクレームの違い」「批評することは、制作することと同じ、芸術的行為である」「批評の原点は、本物と偽物を見分ける鑑識眼」「一億総評論家時代の幸せ術」など。 -
『若者と死』(ローラン・プティ振付)ミハイル・バニシリコフが演じる絶望と孤独
「とある屋根裏部屋、若い男が独りで待っている。そこに乙女が入ってくる。彼女こそが彼の不幸の原因なのだ。彼は身を投げ出す。彼女は彼を押し戻す。彼は哀願する。彼女は彼を侮辱し、嘲笑し、その場から立ち去る。彼は首を吊る」センセーショナルな筋書きながら、どこか若い情熱とロマンを感じさせるローラン・プティの傑作。 -
『芸術』の役割 復興へ心踊らせて…オペラ座トップがバレエ指導
そう考えると、バレエもオペラもこの世界に必要欠くべからざるもの……というわけではないし、そもそも、こんな一度の公演を見るために、1万とか5万とか払ってる私たちの存在って、いったい何なのだろう、それでも『芸術』は必要ですか──? なんて、根源的な問いかけまで行き着いてしまうんですね。
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