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楽劇『ジークフリート』昭和の名盤と創作の背景
リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ジークフリート』は、長大な楽劇『ニーベルングの指環』四部作の三作目、「第二夜」として作曲されました。 この『指輪』の長大な物語も、始まりは「ジークフリートの死」であったのは有名な話です。 なぜ、ジークフリートは死なねばならなかったのか? それを掘り下げるうちに、ジークフリートを憎むハーゲン... -
ワーグナー 楽劇『ローエングリン』とペーター・ホフマン ~あらすじと昭和の名盤
楽劇『ローエングリン』の概要 ワーグナー 苦節と栄光 楽劇『ローエングリン』は、ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの代表作で、1845年8月より台本のスケッチを始め、1848年3月に完成しました。 ブラバント公国の姫君エルザは、将来、国の後継ぎとなる弟ゴットフリートの殺害を疑われ、テルラムント伯ゴットフリートと、その妻オルト... -
楽劇『ローエングリン』 音楽解説 ~ルネ・コロ&カラヤン指揮 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1982)
昭和のワーグナーブームの立役者となったヘルデン・テノールの名手ルネ・コロの『ローエングリン』と、ザルツブルグ音楽祭をめぐるカラヤンとの対立をライナーノーツから紹介。貴重な舞台映像をYouTubeやSpotiryで。コラム『オペラもビジュアル時代』と併せて。 -
愛と死の世界 ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』の音楽解説と昭和の名盤
「この世を離れて私はあなたのものになる」愛は突き詰めれば死に至る、究極のエロスとタナトスを描いたワーグナーの傑作。元となったジョゼフ・ベディエ編 「トリスタンとイズー物語」 の抜粋も交えながらオペラの見どころと名盤を紹介。雑誌『音楽の友』に掲載されたコラムも掲載。 -
現実社会と魂の居場所 映画『ルートヴィヒ』(2012年)とバイロイト祝祭劇場の旅行記
芸術を愛する若きバイエルン王・ルートヴィヒはワーグナーのオペラに魅せられ、世界平和の為に祝祭劇場の建設を進めるが、臣下の反感を買い、ついには幽閉されて、湖で非業の死を遂げる。だがルートヴィヒは本当に「狂王」だったのか。美しい理想に身を投じた若き王の純粋な魂とワーグナーの関わりを華麗に描いたドイツ映画の傑作。資料として、バイロイト祝祭劇場、ワーグナー博物館、ヴァーンフリート荘の墓碑、ワーグナーの行きつけのレストランなどを写真で紹介。ルートヴィヒの内面に迫るコラムと併せて。 -
『トリスタンとイズー物語』究極の愛と死 作品解説と見どころ
あらゆる恋物語の原型となった『トリスタンとイズー物語』の背景と見どころを岩波文庫の訳本を中心に解説。愛を極めれば死に到る、究極のエロスとタナトスを描いた名作です。ワーグナーの歌劇『トリスタンとイゾルデ』の歌詞と併せて。
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