JAZZの名曲– tag –
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オスカルさまとブランデー 心の革命と『酒とバラの日々』(ヘンリー・マンシーニ)
結婚話をけってから酒びたりになったオスカル。彼女にとってのフランス革命とは、「こうあるべき」という価値観を打破する、内なる革命でもありました。ヘンリー・マンシーニの名曲『酒とバラの日々』の動画と歌詞も紹介しています。 -
チャーリー・パーカーの伝記映画『バード』 ~酩酊の「Lover Man」 レコーディング秘話
ビバップの創始者で伝説のサックス奏者チャーリー・パーカーの短い生涯を描いたクリント・イーストウッドの伝記映画。ドラマとしての物足りなさは否めないが、演奏は素晴らしく、極上のミュージック動画として楽しめる。酩酊状態でレコーディングに挑んだ『Lover Man』を動画とSpotifyで紹介。阿川泰子のヴォーカル&邦訳と併せて。 -
哀愁のジャズとマグナム『タクシードライバー』~雨は人間のクズどもを歩道から洗い流してくれる
雨は人間のクズどもを歩道から洗い流してくれる。奴らを根こそぎ洗い流す雨はいつ降るんだ? マーチン・スコセッシの歴史的名作を画像と動画で解説。夜の香りが漂うバーナード・ハーマンのサウンドトラックも素晴らしい。You Talkin' to Me? や Anytime, Anywhere など、有名な台詞も交えながら、ロバート・デニーロの魅力を熱く語る。 -
中年男の最後の夢と若い女の残酷さ 人生の最後を彩る映画『ラストタンゴ・イン・パリ』
中年男ポールと若く美しいジャンヌは衝動的に関係をもち、互いに誰か知らないまま逢瀬を重ねるが、婚約したジャンヌはポールを捨てて、悲劇へひた走る。破滅を前に踊るラストタンゴが美しいベルトリッチ監督の異色作。コラム『誰の人生も一度限りの躍り』など、ガトー・バルビエリの主題曲をモチーフとしたコラムを掲載。 -
『哭きのサックス』 ガトー・バルビエリと映画音楽『ラストタンゴ・イン・パリ』 ~恐れずに「好き」と言おう
大阪・千日前キャバレーのように濃厚な演奏でキワモノ扱いされるガトー・バルビエリ。彼だからこそ奏でられる音楽がある。ファンの間でも「好き」と公言するのが憚られる異色のサックス奏者の魅力と代表作『ラストタンゴ・イン・パリ』の楽曲を解説。コラム『好きなものは恐れずに「好き」と言おう』と併せて。 -
ジャズヴォーカルの名曲『Cry Me A River』~だけど愛してる
ジュリー・ロンドンの歌唱で一躍有名になったラブソングの定番。曲のイメージとは裏腹に復縁を迫る恋人に「川のように泣くといい」と男の不実を詰る恨み節のような曲だ。曲を知るきっかけとなった柳ジョージ、エラ・フィッツジェラルド、バーブラ・ストライザンド、ジャスティン・ティンバーレイクの歌唱を動画で紹介。恋愛コラム『もっと恋に正直になろう』と併せて。 -
受験生の心の友 深夜ラジオと笑福亭鶴光の『オールナイト・ニッポン』
昭和期、全国の受験生、学生が寝不足覚悟で楽しんでいた深夜ラジオ番組。中島みゆき、タモリ、笑福亭鶴光ら、強烈なパーソナリティのトークに聞き入った日々。番組OPはハーブ・アルパートのヒット曲『ビタースイート・サンバ』だった。 -
真に豊かな人生とは夜中にビル・エヴァンスが聴けること『I Do It For You Love』
まこと豊かな人生とは、夜中にビル・エヴァンスが聴けることだ。 夜中に、しっぽりとビル・エヴァンスが聴けるということは、精神的にも、経済的にも余裕がある証だし、ビル・エヴァンスのよさが分かるということは、それなりの文化的環境に恵まれて生まれ育った証でもあるからだ。(もちろん、貧民街で育ったレイ・チャールズやチャーリー・... -
【詩とJAZZ】私の月に会いに行く ~JAZEBOO『Acapulco』
【詩】 私の月に会いに行く 辛い時、悲しい時 太陽ではなく、月を見上げるのは何故だろう。 同じ天宮に輝く星なのに、太陽ではなく、月に救いを求めるのは……? 昼の中では 自分を知るのが怖くて 瞳を開くのも躊躇われる時も 月明かりの下なら ほんの少し 自分の心を感じることができる 太陽には見せられないものも 月明かりの下なら ほん... -
天から降り注ぐ光のサウンド Meditacionessaの『Mariposas』~昇華する蝶~
スペイン語で『蝶』を意味する本作は、宇宙的な広がりを感じさせるヒーリングミュージック。魂の昇華を思わせるようなロマンティックなジャズ・インストゥルメンタルです。 -
紫色の涅槃 ENZOのピアノ・インストゥルメンタル『Mystic River』
数あるピアノ・インストゥルメンタルの中でも、メランコリックで透明感あふれる曲調が印象的なアーティスト、ENZO。 特に代表作の『Mystic River』は遠い涅槃を感じさせる、幻想的で、非常に美しい楽曲だ。 ところが、ENZOのプロフィールはどこを探しても見当たらない。 まるで存在そのものが Mystic River のように、ピアニスト・ENZO の情... -
心のホームレス Monde Grossoの『1974-Way Home』~美しいジャズ・インストゥルメンタル
帰る場所のある人は幸せだ。帰る場所があるから、何所までも遠くに行くことができる。帰る場所がなければ、何所にも行かれない。それが家の中であれ、生まれ育った町であれ、何所にも行けないのは、帰る場所がないからだ……切なくも甘美なメロディが印象的なMonde Grossoの名曲をYouTubeとSpotifyで。 -
壊れそうに美しい『Love Theme from Spartacus(スパルタカス 愛のテーマ)』ジャズ・ピアノの傑作 by ビル・エバンス
ピアノの詩人ビル・エヴァンスの作品の中でも極めて美しいソロの名曲。カーク・ダグラス主演の歴史大作『スパルタカス』のピアノ・アレンジで、繊細なメロディと透明感あふれるサウンドはまさに壊れそうな美しさ。その他のアレンジやお勧めアルバムも紹介しています。 -
ビリー・ジョエルの名曲『ニューヨークの想い』『ザンジバル』『イタリアンレストランにて』
ビリー・ジョエルの音楽は上手く生きられなかった人にも優しい光を当ててくれる。名曲をYouTubeとSpotifyで紹介。当時の音楽市場とFMラジオの感動、中学女子の夢の世界に関するコラムとあわせて。 -
お色気ニュース番組『ウイークエンダー』のテーマソングはクインシー・ジョーンズだったのね,
今でも、ロリコン・アニメやグラビア・アイドルなど、過激な性描写で問題になっているマンガやビデオの類は多いけど、昔のTV番組の「エロさ」は今とは比べものにならないぐらいだった。 露出こそ少ないけれど、なんとも言われぬ「いやらしさ」に満ちて、オッパイ、パンチラは当たり前、主婦層をターゲットにしたメロドラマでは真っ昼間からエ... -
ドライブは人生の如く ハーブ・アルパート『ルート101』と『RISE』
ドライブは人生に似ている。どんな時も自分の走りを見失わない大切さを教えてくれる。『ルート101』は地図も目的地もない若さの逃避行におすすめの曲。名曲『ライズ』『ビヨンド』の紹介。ドライブにまつわるコラムと併せて。 -
シャーデーの『Cherish The Day』とアルバム『LOVE DELUXE』/ 世界で一番好きなラブソング
『もしあなたが私のものなら 私のものだとしたら 天国に行けなくてもかまわない 毎日がいとおしいの』究極の愛の世界をムーディーに歌い上げるラブソングの傑作。愛をテーマにしたコラム『毎日がいとおしい 本物の恋とは』『愛する能力と現代のロマンス』
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