コメディドラマ– tag –
-
料理も人生も味わって 映画『レミーのおいしいレストラン』
一流の料理人を目指すねずみのレミーはドジな調理師リングイニと組んで素晴らしい料理を創作する。辛辣な料理評論家のイーゴの心を動かしたレミーのとっておきの料理とは。創作と批評に関するイーゴの台詞が印象的な料理ドラマの傑作。。コラム「料理評論家の心をとかした『ママの味』」「素晴らしいものを作り出すために生きている」 -
愛と政治のコメディ映画『デーヴ』 ~すべての人に仕事を!
米国大統領のそっくりさんデイブは、愛人と情事の最中に腹上死した大統領の代役を務めるが、持ち前の人柄から国民の信望を一身に得るようになる。だが妻のエレンはデイブが偽物であることを見抜き、芝居も続けられなくなる。爽やかで心温まるコメディドラマの傑作。 -
男女平等より、愛が大事 冴えないジャーナリストと大統領候補のロマンスを描く 映画『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』
容姿も仕事も冴えない独身ジャーナリストのフレッドは、国務長官で次期大統領候補でもあるシャーロットと恋に落ちる。格差恋愛は選挙戦でも問題となり、二人は別れを余儀なくされるが……次代の恋と男女平等の在り方を軽妙に描いたラブコメディ。 -
他人の人生を見かけで判断してはいけない 映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』
一人暮らしの不良ジジイ、ヴィンセントは、隣に引っ越してきた小学生オリヴァーの子守を引き受けるが、競馬場やバーに連れ戻し、問題となる。だがオリヴァーはヴィンセントの優しい性情に気付き、学校の課題『身近な聖人』のレポートを仕上げるために彼の人生を調べ始める。誰の人生にも歴史と事情があるという話 -
人生もドライブの如く 心にしみるヒューマンドラマ 映画『しあわせへのまわり道』
映画『しあわせへのまわり道』 作品の概要 しあわせへのまわり道 - Learning to Drive (運転を学ぶ。自動車教習の意味) 主演 : パトリシア・クラークソン(ウェンディ)、ベン・キングスレー(インド系の教官・ダルワーン) しあわせへのまわり道(吹替版) あらすじ 書評家として活躍するウェンディは、タクシーの中で、夫と口論になり... -
両親が離婚しても、家族は心で繋がる ファミリーコメディの傑作『ミセス・ダウト』
考え方の違いから、ダニエルとミランダは離婚する。だが、ダニエルは大好きな子供たちと一緒に過ごすため、上品な英国婦人『ミセス・ダウトファイア』になりすまし、家政婦として出入りするようになる。コメディではあるが、夫婦関係や家族の在り方について問いかける良質なコメディ。 -
異文化交流の理想と葛藤を描く 映画『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
移民問題に揺れる欧州。高級レストランの真向かいに、まさかのインド料理店。気品溢れる女主人マロリーと香辛料プンプンの移民一家は対立するが、料理を通じて次第に理解し合うようになる。異文化共生について考えさせられる心温まる人間ドラマ。コラム『伝統だけでは廃れる。自己流だけだと伸び悩む』と合わせて -
現代の魔女狩りとキャンセルカルチャー 映画『アダムス・ファミリー 1 & 2』(1991年~1993年)
ブラックユーモアとゴシックホラーが融合したコメディで一世を風靡した映画『アダムス・ファミリー』も、キャンセルカルチャーの嵐が吹き荒れる現代にはとても放映できないというコラム。#1000文字 映画評 -
楽天こそ才能 インドの教育熱と前向き思考を描く青春映画『きっと、うまくいく』
インドの工科大学に学ぶ3人のルームメイトの生き様を通して、過熱教育や競争社会の弊害を描くコメディ映画の傑作。『すべてうまくいく』の楽天思考で生き抜くランチョーの姿が印象的。ダンスあり、ギャグありのエンターテイメントでありながら、ビジネスと学術のグローバリズムについて考えさせられる良作。コラム「自己肯定感の低下は高い能力も腐らせる」「楽天性を身に付けるのは難しい」「悲観的な秀才10人より、楽天的な凡人100人の方がいい仕事ができる」 -
愛は気づいてからでは遅いもの 失恋と後悔の映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』
ジュリアンとマイケルは「お互い28歳まで独身だったら結婚しよう」と約束をするが、誕生日の前、マイケルからキムと結婚することを聞かされる。ジュリアンはマイケルを取り戻すことができるのか。ジュリア・ロバーツの魅力全開のラブコメディ。
1