音楽・舞踊– category –
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音楽と子供の想像力が出会う時 サン=サーンス『動物の謝肉祭』(レナード・バーンスタイン)
愛らしい動物を名曲アレンジで綴る組曲『動物の謝肉祭』の魅力をSpotifyとYouTubeで紹介。ナレーション入りのバーンスタイン盤は子供向けシンフォニーとしてもおすすめ。サン=サーンスの代表曲『死の舞踏』『白鳥』をシャルル・デュトワ指揮 モントリオール管弦楽団のCDより紹介しています。 -
心に残る演奏を 吹奏楽コンクールの思い出
夏の盛り、全国高校野球大会が始まる季節になると、世間の目は甲子園に注がれますが、同時期、深く静かに高校生のバトルが繰り広げられる世界があります。 それが、高校野球と同じ、朝日新聞社主催、吹奏楽コンクール。 甲子園ほど話題にならず、陸上のインターハイほど華やかさもありませんが、吹奏楽部員にとっては一年で最もテンションの... -
楽劇『ローエングリン』 音楽解説 ~ルネ・コロ&カラヤン指揮 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1982)
昭和のワーグナーブームの立役者となったヘルデン・テノールの名手ルネ・コロの『ローエングリン』と、ザルツブルグ音楽祭をめぐるカラヤンとの対立をライナーノーツから紹介。貴重な舞台映像をYouTubeやSpotiryで。コラム『オペラもビジュアル時代』と併せて。 -
冨田勲の『惑星』と宇宙を旅する シンセサイザー音楽の真髄
子供の頃、私の宇宙の入り口と言えば、「ギリシャ神話」「学研の科学」「プラネタリウム」「NHKスペシャル」「カール・セーガン」、プラス幾多のアニメ&特撮。それにロマンの味付けして、壮大に膨らませてくれたのが、宮川泰さんの音楽。交響組曲『宇宙戦艦ヤマト』に代表されるように、あの方のサウンドトラックはまさに宇宙そのもの。「イ... -
愛と死の世界 ワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』の音楽解説と昭和の名盤
「この世を離れて私はあなたのものになる」愛は突き詰めれば死に至る、究極のエロスとタナトスを描いたワーグナーの傑作。元となったジョゼフ・ベディエ編 「トリスタンとイズー物語」 の抜粋も交えながらオペラの見どころと名盤を紹介。雑誌『音楽の友』に掲載されたコラムも掲載。 -
個性とは自分を表現する強さのこと / 独りよがりな才能は人生を毒する ~TVドラマ『のだめカンタービレ』
ピアノ科のエリート音大生・千秋真一は指揮者になりたいが、周囲に理解されず、飛行機恐怖症で海外留学も叶わない。のんびり型ののだめや個性的な仲間と交流するうちに心を開き、自分らしい生き方を見出す。コラム『努力とは現実と向き合う勇気』『『楽譜通り』の上に個性も生きる』など。 -
マイヤ・プリセツカヤの『瀕死の白鳥』 THE DYING SWAN サン・サーンス作曲
サン・サーンスの名曲『瀕死の白鳥』は歴史的バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤの代名詞でもあります。二分足らずの楽曲の中で、死に向かう白鳥の悲しみや潔さを見事に演じきっています。最後の瞬間まで生きようとする姿は、過酷な監視社会と闘い続けたマヤの生き様そのもの。意志的な美しさに息を呑むほどです。 -
大阪・梅田32番街 クラシックの殿堂「大月シンフォニア」永遠の響き
大阪・梅田32番街のクラシック専門店『大月シンフォニア』の閉店の思いをコラムに綴り、『音楽の友』に応募したら採用され、スタッフにも届いたエピソードを紹介。親切丁寧かつ豊富な知識で関西クラシック・ファンの心の支えだった。 -
メロウな気分を優しく癒やす 初心者におすすめクラシックの名曲 13選
心が疲れた時、そっと聴きたいクラシックの小品を紹介しています。ラヴェルの『パヴァーヌ』、ラフマニノフの『ヴォカリーズ』、ドビュッシーのピアノ連弾など、優しいメロディの名曲をSpotifyのウィジェットで紹介。 -
左手は謳う ショパンコンクール(2010年)とピアノソナタ第三番
ポーランドにはポーランドに合う曲調がある。日本では甘ったるいだけだったショパンの曲も、ポーランドで聴くと、不思議なほど儚く、美しく感じるのだ。 -
己の美学のままに ~アレクシス・ワイセンベルクの魅力 『ドビュッシー名曲集』『ラフマニノフ ピアノソナタ 第2番』等
美麗なピアニズムで知られるワイセンベルクの魅力が凝縮した『ドビュッシー名曲集』『ラフマニノフ・ピアノソナタ第2番』を中心に魅力を綴る音楽コラム。変態技が炸裂する『ペトルーシュカ・ロシアの踊り』意外と素敵な『ショパン ピアノ協奏曲第1番』など、ライナーノーツのバイオグラフィーと併せて紹介。 -
松任谷由実の『届かないセレナーデ』 ~失った恋にさまよって
一度なくした恋は元には戻らない。頭では分かっていても、ここに居れば、もう一度やり直せるような気がして、ぐるぐる同じ場所を廻り続ける。ユーミンの失恋ソングをモチーフとしたイメージ・ポエム。 -
松任谷由実『タワー・サイド・メモリー』 愛は恋が過ぎ去った後に始まる
『あの時 さらって くれたらいいのに。ごめんね」なんて 言って欲しくない』 神戸ポートピアランドをイメージしたラブソング『タワー・サイド・メモリー』から、不器用な恋の思い出を綴ったイメージポエムを掲載。ユーミンの最高傑作と名高いアルバム『タワー・サイド・メモリー』をSpotifyで紹介。 -
松任谷由実 『A HAPPY NEW YEAR』 ~人を好きになることは祈りにも似ている
『こうしてもうひとつ年をとり あなたを愛したい ずっと ずっと』 新年に愛する彼に会いに行く女の子の祈るような気持ちを歌ったユーミンのラブソング。イメージ・ポエム 『人を好きになることは祈りにも似ている』『本当の幸せは『想う人がある』ということ』を掲載。ユーミンの最高傑作と名高いアルバム『昨晩お会いしましょう』について紹介。 -
薬師丸ひろ子&真田弘之の角川映画『里見八犬伝』 80年代エンタメ系時代劇の傑作
薬師丸ひろ子、真田広之、千葉真一、京本政樹、志穂美悦子など、錚々たるメンバーが出演したアクション時代劇の魅力を紹介。夏木マリが全裸で血の池に入浴するなど体当たりの演技が話題を呼んだ。 -
荒井由実『雨の街を』 ~ 誰かやさしく肩を抱いてくれる人に出会ったら
「誰かやさしくわたしの肩を抱いてくれたら どこまでも遠いところへ 歩いてゆけそう」荒井由美の代表曲『雨の街を』とモチーフにしたイメージポエム。「一人ぼっちの不安」「居場所のない女たち」「愛よりも力を欲しがる時」「それでも女性であることは止められない」「自分を女のコの気持ちに委ねる」。 -
荒井由実『曇り空』 ~誰かに心惹かれても背中を向けたくなることがある
「きまぐれだって おこらないでね。本気で好きになりそうだから」荒井由実の代表曲『曇り空』をモチーフにしたイメージ・ポエム。好きだけど背中を向けたくなる気持ちを謳っています。アルバム『ひこうき雲』をSpotifyで紹介。 -
荒井由実『さみしさのゆくえ』 ~人生の翳りと美しさ
幸せを感じるには同じくらいの翳りが必要で、それと静かに向き合える人だけが人生の真の美しさを知る。ユーミンの最高傑作と名高い『さみしさのゆくえ』をモチーフとした恋と人生のイメージ・ポエム。 -
【短編】沈める寺 ~ドビュッシーの名曲より
短編『沈める寺』 一人の男が、湖のほとりにたたずんでいた。 彼は、ひと月ほど前から、湖の近くのホテルに滞在していた。そして、夕暮れになると、こうして湖のほとりに立ち、何時までも動かぬ水面をじっと見つめているのだった。 彼が何者で、何のために湖を見つめ続けているのか、知る者は一人としてなかった。 だが、同じホテルの客の一... -
レコードアルバムという物語 ~A面で恋をして、B面で納得
アナログレコードという物語 A面とB面 : 作り手の駆け引き 近年、アナログレコードが売り上げを伸ばしているという。 うちの近所の家電量販店も、DVD売り場の1/3がアナログレコードに置き換わった。 30年以上前に目にして、それっきりの、あの有名ジャケットが、どーんと売り場の顔になっているのは感無量だ。 今、若い人の目で見ても、十分...