続婚のすすめ ~その恋愛関係、本当に終わっていいの?

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続婚のすすめ ~その恋愛関係、本当に終わっていいの?

ブライダルカウンセラーとして活躍されている大輪育子さんの著書『続婚のすすめ』によると、近年、離婚が急増しているが、実際のカウンセリングでは、離婚経験者の七割から八割が離婚したことを『後悔している』とのことです。

昨今は「嫌になったら別れればいい」「無理して一緒にいることはない」のように、離婚に対するネガティブなイメージも変わってきていますが、私たちはそう簡単に『別れ』という言葉をクチにしていいのでしょうか。

有名な女性歌手は雑誌のインタビューで次のように答えておられます。

「今の若い人たちは簡単に別れすぎる。もっと頑張ってもいいはずなのに」

カップルが喧嘩して、険悪なムードになると、何もかもが嫌になって、ぽんと投げ出してしまうんですね。

しかし、嫌気が差す度に人間関係を断ち切っていたら、誰と付き合っても長続きしません。何が悪かったのか、どうすれば仲直りできるのか、真剣に考えなければ同じ過ちの繰り返しです。

『続婚のすすめ』では、時間と距離を置いて、やり直す大切さを説いています。離婚経験者によくよく事情を聞いてみると、「離婚するほど、相手のことが嫌いだったわけではない」と言う人が大半だからです。離婚直後は「やっと新しい人生を生きられる」と意気揚々としていた人も、独りのまま、何年も経つと、どんどん侘しさを感じるようになることもあるそうです。

人間関係がこじれると、目の前の問題=相手とみなし、相手を断ち切ることで、苦しみから逃れられると考えがちですが、自分自身が変わらない限り、解決しないこともあります。

簡単に別れを決める前に、もうひと踏ん張りする姿勢も大切です。

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以下はウェブ版のオリジナルです。参考にどうぞ

別れが最善とは限らない

上手くいかないカップルにとって、別れがいつでも最善とは限りません。

中途半端に別れたら、「短気を起こさず、もう少し頑張れば、何とかなったかもしれない」という苦さは残ります。

また、別れた後、何が間違いだったのか、よく考えもせず、「また次を探そう」と息巻いても、結局、同じ場面で躓いて、失敗を繰り返すだけでしょう。

『続婚のすすめ』では、時間と距離を置いて、もう一度、やり直す大切さを説いています。

なぜなら、離婚経験者によくよく事情を聞いてみると、「離婚するほど、相手のことが嫌いだったわけではない」と言う人が大半だからです。

離婚直後は「これから新しい人生を生きるわよ」と意気揚々としていた人でも、独りのまま、何年も経つと、どんどん淋しさや惨めさに打ちのめされるようになり、「こんなはずじゃなかった」と後悔することもあるそうです。

複雑な事情はあったにせよ、「結婚して、一緒に生きたい」と望むほど仲睦まじかった二人です。

そうそう簡単にパートナーに対する愛情や信頼が失われるものではありません。

「そんなことはない。嫌なものは嫌」と思う人もあるかもしれませんが、義家族の付き合いや家事分担など、ごたごたした状況が鬱陶しいだけで、よくよく冷静に考えてみれば、相手の人間性まで嫌になったわけではない――ということも考えられませんか?

多くの女性は面倒に巻き込まれると、目の前の問題と相手を結びつけがちです。

本当に悪いのは義母なのに、義母をかばう夫まで憎くなるんですね。

その時、どうすれば問題を解決できるか、ではなく、相手(夫)ごとバッサリ切り捨てる方を選択してしまうのです。

これは一見、楽な解決方法ですが、そもそも問題は義母なのですから、夫ごと切り捨てたところで納得がいく答えにはなりません。

でも、怒りで我を失っている人は、やけをおこして、大事なものまで切り捨ててしまうんですね。

もし多くのカップルが逃避や諦めから離別するのだとしたら、これほど残念なことはありません。

たとえ、その時、苦しいことから逃げることが叶っても、踏ん張る時に踏ん張らないと、そのツケは何年も経ってから孤独や後悔といった形で現れるような気がします。

まだ少しでもお互いを求め合う気持ちがあるなら、簡単に別れを切り出したりせず、もうひと踏ん張りしてみませんか。

縁のある相手など、この世にそうそう、無いのですから。

誰かにこっそり教えたい 👂
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