愛とは何か、真剣に考えたことがありますか?
『愛』とは何でしょう。
大好きな彼に「愛してる」と言われることですか。
愚痴や泣き言を聞いてもらって、慰められることでしょうか。
素敵な彼との出会いを夢見る前に、まずは『愛』について考えてみましょう。
「愛なんて、実際に付き合えば分かるはず」
本当に分かるなら、世の中は幸せなカップルでいっぱいのはずです。
「付き合ってるんだから、愛があるはず」
恋人だからといって、必ずしも愛されているとは限りません。
『愛』とは、お洒落なレストランで食事したり、プレゼントをもらったりすることではありません。
待ったり、許したり、折れたり、譲歩したり、怒りや誤解を乗り越えて、どうしたら二人が幸せになれるか、一所懸命に考えるプロセスを『愛』といいます。
「好き」という気持ちは愛に至る為の入り口であり、好きな気持ちがそのまま愛に発展するわけではありません。
「好きで、一緒に居たい」という気持ちが愛ではないんですね。
車の運転をする前、教習所でエンジンの仕組みや交通ルールを学ぶように、恋愛にも学習が必要です。
相手がいる、いないにかかわらず、『愛』とは何かを真剣に考えることで、幸せな恋をする心構えも生まれます。
「相手もないのに、考えても仕方ない」みたいに、人がこの世で生きていく上で、一番大切なものを軽視していませんか?
恋愛もビジネスと同じ。どうすれば上手くいくか、真剣に考え、全力で取り組む人のところにチャンスが訪れます。
愛し、愛されるにも訓練が必要
『恋をするには資格がいる。愛するには能力がいる』という言葉にもあるように、いい人がいれば、誰でも恋愛して、誰もが幸せになれるわけではありません。
幸せな恋をするには、状況に合わせて感情をコントロールできる自制心が不可欠ですし、人を愛するには、過ちを受け入れる寛容さや忍耐力が必要です。
真剣に学ぶ気持ちがあって初めて、愛し、愛される、幸せな関係が築けるんですね。
しかしながら、この世に愛の教科書は存在しません。
ノウハウはあっても、最終的に決断し、実践するのは自分自身です。
どんな時も、自分で考え、自分で行動し、結果も自分が受け入れる。
楽しいわけがありません。
愛を育てるには、手間も時間もかかります。
その間に、落ち込むこともあれば、傷つくこともあります。
なぜなら、愛とは、相手中心に考えることだからです。
愛は、あなたを満足させる為に在るのではなく、人を幸せにする為に存在するからです。
恋愛や結婚に夢を描くばかりで、彼氏ができれば幸せになれると単純に考えている方。
自分にはどんな男性が合っていると思いますか?
どんな関係が理想ですか?
あなたが相手にしてあげられることは何でしょう?
人はどんな時に誠意や愛情を感じるものですか?
「相手もないのにバカみたい」と思うかもしれません。
でも、考えてみて下さい。
何も考えずに恋に飛び込むのは、練習もなしに車の運転をするようなものです。
自分はこんな風になりたいという願いや目標があって理想の関係を目指すのと、何も考えずに願望だけで付き合うのでは大きな違いがあります。
愛には教科書がないからこそ、予習が大切なのです。
真剣に考えるうちに、自分の望む愛の形や、お似合いの相手が見えてくるでしょう。
愛について考えることが、素敵な出会いの第一歩です。