夢の実現を待ち望んでいる人へ
このページを開いたあなたのすぐ横で、いま、幸運の女神が微笑んでいます。
これから、あなたには幸運が訪れます。女神の強力な応援を受けて、あなたの願いごとは何でもかなうのです。ですから、いますぐ願いごとをしてください。ただし、願いごとをするときには、決して他人をコントロールしようとしてはいけません。他人をこうしたい、ああしたいと願うのではなく、自分に関することだけを考えましょう。
そのために、「私は」という言い方をして、あくまでも自分自身のために願っていることをはっきりさせてください。
「私は……になりたい」
「私は……したい」
と願うのです。
願いごとは、細かい部分まで考えておきましょう。目を閉じ、リラックスして、夢がかなったところを思い描いてください。できるだけ具体的に想像しましょう。
あなたはどこにいますか?
何が見えて、何に触れていますか?
どんな香りがして、何の音が聞こえますか?
具体的に夢を思い描けば、宇宙が私たちに力を授けてくれます。自分自身が磁石となり、心に描いた夢を引き寄せることができるのです。夢が具体的になればなるほど、その磁力は増します。
「願いはすでに現実のものとなっている、ただ望まれるのを待っているだけ」と想像してください。夢は翼を広げてあなたのもとに羽ばたいてきてくれるのです!
また、何らかの知らせを心待ちにしているあなたには、よい知らせが届きます。あなたの夢が現実のものとなるのです。リラックスして、万事うまくいくと信じて待ちましょう。
理想の男性との出会いを望んでいるあなたは、その男性を特定してはいけません。この人こそと思っている相手がいるとしても、決めつけないことです。もしかすると、あなたの完璧なパートナーは別のところにいて、あなたとはまだ出会っていないだけなのかもしれません。きっといつかは理想の男性が現れるのですから、いま目の前にいる男性を「この人だ」と決めつけて、その人の運命を左右してはいけません。
願いごとをするときには、ほんとうにそれがあなたの望んでいることなのか、よく確認してからにしましょう。よいことだけ、楽しいことだけを期待するのは簡単ですが、「よいことがあれば悪いこともある」ことをお忘れなく。夢がかなえば、その反動で何か悪いことが起こったとしても、なんの不思議もありません。冷静に考えれば、悪い結果となることだって想定できるはずです。
さあ、悪い結果も頭に入れて、いまのうちに願いごとをもう一度、見直しておきましょう。
「願いごとには気をつけろ、現実になるかもしれないのだから」という言葉もお忘れなく。
自分のために、慎重に願いごとをしましょう。
そして楽しんでください!
出典 : 信じる者は救われる ~夢の実現を待ち望んでいる人へ 『恋に揺れるあなたへ 56の処方箋』より
【コラム】 自分の本当の望みを知ろう
今も昔も、「あなたの願いがみるみる叶う 魔法のメソッド」みたいな本は数多く存在しますが、
『理想の男性との出会いを望んでいるあなたは、その男性を特定してはいけません。 この人こそと思っている相手がいるとしても、決めつけないことです。もしかすると、あなたの完璧なパートナーは別のところにいて、 あなたとはまだ出会っていないだけなのかもしれません。きっといつかは理想の男性が現れるのですから、いま目の前にいる男性を「この人だ」 と決めつけて、その人の運命を左右してはいけません』
『願いごとをするときには、ほんとうにそれがあなたの望んでいることなのか、よく確認してからにしましょう』
という大事な事に言及しているものは少ないです。
無責任に、他人の夢を応援し、「信じれば、何でも叶う」と応援する。
しかし、世の中には、叶わない方がいい夢もあり、自分が心から望まぬこと、あるいは身の丈を超えた事が実現しても、人は不幸になるだけです。
たとえば、お金の管理がまったくできない人が、ジャンボ宝クジに当選しても、あっという間に使い果たし、下手すれば、身の丈以上の買い物をして、借金地獄に陥るかもしれません。
孤独に弱いのに、外国人と結婚して、憧れの海外生活を実現しても、現地の暮らしに馴染めず、しまいに外国人の夫に嫌われて、最悪、ホームレスになってしまうケースもあります。
望まぬ夢も同じです。
性格的に、専業主婦が向いているのに、バリバリのワーママに憧れて、たとえそれを実現したとしても、心の底では望まぬことですから、些細なこともストレスに感じて、いずれ心を病んでしまうでしょう。
願いを叶えるコツは、まず自分の本当の望みを知ること。
そして、自分主体に願うこと。
劣等感や野心から、願いを歪ませないことも大事です。
その上で、実現可能な夢、もう少し手を伸ばせば、叶いそうな夢を楽しく思い描きましょう。
一つ叶えば、一つレベルが上がり、その積み重ねによって、(以前は)実現不可能だった夢も叶えることができるのではないでしょうか。
The Wish 夢を描いて人生を楽しもう
この章の原題は、The Wish です。
wish には、「欲する」「望む」「願い」といった意味があります。
似たような英単語に、『hope」がありますが、wishが現在の事実に反することや、実現不可能なことへの願望を表すのに対し、hope は、現在や未来の可能性を信じて「望む」という意味で使われます。 [ジーニアス英和辞典第5版]
I wish I could fly in the sky. (空を飛べたら、いいのに)
I hope you will recover very soon.(一日も早いご回復をお祈りします)
ラブ・ウィズダムの「望み」とは、wishで、今は実現不可能なことです。
多くの場合、人は願望を持つのが苦手です。
これまでの経験から、「願っても無駄」と知っているからです。
しかし、何の望みもない人生など、あまりに寂しいと思いませんか?
「信じれば、夢はかなう ~ 自信や勇気を失ってしまっている人へ」にもありますが、夢や望みといったものは、それ自体が目的ではなく、そこに向かって行動することに意味があります。
たとえ、望み通りに夢を叶えることはできなくても、夢に向かって行動したが、まったく別の形で実るかもしれません。
体操選手からバレリーナに転向したり、地方転勤がきっかけでスキューバダイビングのインストラクターになったり、必ずしもシナリオ通りにいかないから、人生の面白さがあります。
自分が努力していること、また、長年憧れて、追っかけしていることには、いろんな夢を描いて、もっと人生を楽しんではいかがでしょうか。