「今日」という日は、贈り物

読売オンラインの掲示板に『心に残る名言ありますか?』というトピックスがあります。

古今東西の様々な名言が紹介され、読み応えのあるトピですが、その中に、アリス・モース・アールという作家の言葉が紹介されていました。

Yesterday is history.
昨日までのことは、歴史。

Tomorrow is a mystery.
明日のことは、ミステリー。

Today is a gift.
今日という日は贈り物。

That’s why it is called the present.
ゆえに「プレゼント」と呼ばれる。

この言葉は、ハリウッドのお子様アニメ『カンフー・パンダ』でも、老師のカメ仙人が、カンフーマスターのシフを諭す場面で印象的に使われていました。
(最初は『カンフーパンダ』のオリジナル台詞と思ったほど)

よく使われる『present(プレゼント)』という英単語が「現在」をも意味するのは、とても素敵に感じます。

現在が『プレゼント』である訳

なぜ「現在」がプレゼントなのか。

それはやはり、多くの可能性に満ちているからでしょう。

 

正直、過去のことなどどうにも変えようがないし、未来のことも100%は解らない。

確実なのは、「今」この瞬間だけ。

今を生きて、行動している自分だけが、自分の思う通りになる。

 
後ろを振り返っても、先ばかり見つめても、自分の本当の人生はない、のです。

 
「自分を見失う」というのは、多分、「今」を見つめる余裕がない状態を言うのかもしれません。

つらい、かなしい、いろんなことが重なって、「見たくない」と思う気持ちが、「今」というこの瞬間から、行動する力を奪い、自分の居場所を消し去ってしまうのです。

 
「今を楽しむ」。

幸せな人に共通しているのは、この心の持ち方です。

 

最善のものは、いつだって、今、この瞬間にあるのかもしれません。

アリス・モース・アールの詩

 
その続きで紹介されていた、この言葉もいいですね。
 

もう一度人生をやり直せるなら、今度はもっと間違いをおかそう。

もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっともっと愚かな人間になろう。

この世には実際それほど真剣に思い煩う事などほとんど無いのだ。

もっと馬鹿になろう。

もっと騒ごう。

もっと不衛生に生きよう。

もっと沢山のチャンスをつかみ、行ったことのない場所にもっともっと沢山行こう。

もっと沢山アイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。

もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来るだけ減らそう。

もっと沢山冒険をし、沢山の子供達と真剣に遊ぼう。

もう一度人生をやり直せるなら・・だが、見ての通り私はもうやり直しがきかない。

私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?

自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり構えたり落ち込んだり、もっとリラックスしよう。もっとシンプルに生きよう。

たまには馬鹿になったり無鉄砲なことをして人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。

人生は完璧には行かない。

だからこそ生きがいがある。

【もっと沢山アイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。】という箇所がいいですね。

間違いを恐れる気持ちが間違いを生み、不幸を恐れる気持ちが人間をつまらなくし、良い人であろうという思い込みがあなたから自分らしい人生を奪うのかもしれません。

誰かにこっそり教えたい 👂
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