人間、必ずしも幸せになる必要はないが、何が自分にとって幸せか、真剣に考えることは決して無駄ではないです。なぜなら、「自分が本当に欲しているもの」「自分に必要なもの」を知ることが、幸せの第一歩だからです。
自分の事は自分自身が一番よく分かっている、私は望み通りに生きている――と思っていても、傍から見れば、的外れな方向に突っ走っていることもあります。
自分の本音から目をそらし、自分自身も、周囲も欺くような生き方は、どこかで無理が生じるものです。
本当に欲しいものから目を背けて、誤った方向に突き進んでも、後に残るのは後悔だけです。
「人生を無駄にする」ということは、人に負けたり、劣ったり、最下位で終わることではありません。
本当の自分を理解しないまま、言い訳に埋もれて、「自分のものではないような」人生を生きてしまうことです。
たとえ周囲が羨むような成功を手にすることは出来なかったとしても、自分が本当に欲しいものに向かって、真っ直ぐに生きられた人は幸せです。