皆さんは、勇気をもって、好きな人と別れたことがありますか?
何となく疎遠になるのではなく、きちんと「けじめ」をつけて、相手との関わりを絶つことです。
また、相手から別れを告げられた時、きっぱり忘れる決意をすることも大事です。
『別れ』の潮時を決めるきっかけは人それぞれ。
「これ以上、無理だな」と心の奥深くで直感する時もあれば、人に指摘されて気付く時もあります。
また相手が転勤したり、自分の立ち位置が変わったり、環境の変化がきっかけで、踏ん切りがつくこともあるでしょう。
なんにせよ、潮時を悟って、別れの決意を固めるのは、大変な勇気です。
付き合いが長ければ長いほど、苦しさもひとしおでしょう。
だからこそ、それをきっぱり実行できる人は、最高に美しいのです。
「別れ」=「敗北、不幸」なんて誤解もいいところ。
別れを決意して、未練も関わりもすっぱり断ち切った直後の人は、見違えるほど輝いて見えるものです。
実行するまでは、悩み、苦しみ、身も心もぼろぼろになって、惨めなくらい顔付きも変わるかもしれません。
だけど、その一番つらい時期を乗り越えた直後の人って、不思議なくらい輝いて見えるんですよ。
なぜって、人が全身全霊をかけた決意は、鍛え抜かれた日本刀みたいに、清冽な光を放つからです。
中には、その貴さに気付かず、「別れ=敗北」みたいに嘲る人もありますが、私はその勇気を称えずにいられません。「よく決意しましたね!」と祝福したいくらいです。
別れは、新しい出会いの始まり。
「次の恋はもう始まっている」なんて言葉もあるように、別れは新しい日々への第一歩です。
大きな流れの中で、次の幸せはもう用意されているのです。
あなたは古い荷物を捨てて、それを受け取る態勢に入っただけ。
決して全ての終わりではありません。
一人の人や、一つの物事に執着するのではなく、強く、潔く、生きていって欲しいなと思います。
別れは、愛する人に対する最高の贈り物