恋愛にも目標をもつ
恋愛にも目標をもちましょう。
大好きな彼と結婚するとか、もっと愛されるみたいな目標ではなく、自分がその相手との関わりを通して、何を身に付けたいかという心構えです。
進学でも、「合格しやすいから」という理由で進路を決めるのと、「機械工学を学んで、身体の不自由な人の手助けとなるようなロボットを開発したい」というのでは、その後の人生が大きく違ってきます。
恋愛も進学と同じ、「これについて学びたい」という目標があれば、どんな経験も有意義にすることができます。
「前の恋愛では嫉妬深いのが災いして、相手に不快な思いをさせてしまった。今回は自分の気持ちをコントロールすることを学びたい」
「私は細かなことにこだわるタイプなので、恋愛関係を通して、他人を許せる大らかさを身に付けたい」
自分なりの学びを意識するのと、しないのでは、相手に対する態度も違ってきますし、たとえ失恋に終わっても、「いい経験になった」という達成感は得られます。
また、人間として成長した実感は、確実に自信に繋がりますし、そうした自信があなたの魅力を一段とアップして、将来の良き出会いに繋がっていくのです。
誰もが志望校に合格して、思う通りの人生を歩めるわけではないですが、「この学部で、これだけのことを勉強した」という手応えは一生の支えになります。
恋愛も、自分なりの学びを得た人と、そうでない人の間には、自信や達成感という点で、大きな開きがあるのです。
何か一つでも達成すれば自信になる
恋愛というのは、いろんな意味で、一つの心の体験です。
結婚したか、別れたか、というのは、ほとんど意味がなくて、どんな結末を迎えようと、自分が納得すれば、それはいい恋なのです。
最後はめちゃくちゃになって、激しく落ち込んでも、半年、一年もすれば、冷静になって、何が悪かったかが見えてくるでしょう。
ここで見切りをつけて、違う生き方を選ぶにせよ、全力で人と向かい合った経験があるのと、軽い、浅い付き合いしか経験がないのでは大きく異なります。
「自分で納得する」とういのは、それくらい大きな心の作用があるんですね。
楽しいことだけ追い求めて、飽きたら終わり、というのでは、誰と、何度恋をしても、何も身につかないし、たとえ別れに終わっても、「一段階、上った」という達成感があれば、それほど自分を惨めに思ったりしないものです。
その達成感は次に進む為の原動力になりますし、漫然と『素敵な恋』に憧れるよりも、中身の濃い体験ができると思います。
一所懸命に恋愛できるのも若いうちだけなので、一つ一つの出会いを大切に育みましょう。