寺山修司はなぜ女にモテるのか

私が初めて寺山修司の本を手に取ったのは高校三年生の秋でした。

いい加減、進路も決めなければならないのに、私の中ではどれも納得いかず、担任教諭にも「この中に一人、将来について何も考えていない、浮ついた生徒がおる!」と揶揄されたほど。

いやいや、真剣に考えるから、何の疑いもなく「大学」という選択肢にならないだけで、無目的に進学する生徒より、よほど深く静かに人生について考察してますよ。

それに、教師も、周りの大人も、私が本当に知りたい事は何一つ教えてくれない。

大学に行けば、答えが見つかるとも思えない。

私が知りたいのは、この人生、この能力、自分の持てる全てを何に使うか、この修羅の世で食いっぱぐれることなく生き抜くには具体的に何が必要かというアドバイスであって、「とりあえず大学に入って、ゆっくり考えれば」という回答ではなかったから。私には、一日、一銭たりと無駄にできない理由があったのです。(実家金持ちなら全く違ってたんだろうけど)

そんな時、本屋で目にしたのが、寺山修司の『家出のすすめ』と『書を捨てよ、町へ出よう』。

それもいいな、と思いました。

実際に買って帰ったのは『ポケットに名言を』でしたけど。

この本を選んだ理由は、その他の名言集と完全に一線を画していたから。

通常、『名言集』というと、ソクラテスやゲーテや福沢諭吉のような、古今東西の偉人の金言がずらずらと並んでいるでしょう。それも分かりきった内容が大半で、今更くどくど言い聞かされたくもない。とりわけ殻を破って飛びだそうという時、もっともな事を言われても、心はぴくりとも動かんのです。

ところが、寺山修司の名言集はまったく違っていた。

著名な文学者による「これこそギリシャ哲学の神髄であーる!!」みたいな大仰な前書きでもなければ、「わたくしがこれらの名言に心を引かれたのは、クドクドクド……」みたいな著者の思い入れたっぷりな告白でもない。

引用された名言も、クラシックな洋画や歌謡曲などからチョイスされ、著者のユニークな感性が窺い知れる。

そして何より、解釈の一つ一つが斬新で、最後まで期待が裏切られるのも驚きだった。

「期待が裏切られる」というのは、どんな作家も文章の先が読めて、「このあたりに落ち着くだろう」という型通りに収まるけども、寺山修司の作品はまったく先が読めず、「最後にこう来たか!」という意外な結び方をするんですね。

そんな、ほとばしるような才気に圧倒され、その他の「好きな作家」とは一線を画するようになった次第。

その後も、『寺山修司の『時速100キロの人生相談』』に唸り、『寺山修司少女詩集』で燃え燃えに萌え、以来、ずっと片思い。

いろんな著作を読んで、つくづく思ったのが「この人、女性にモテるだろうな」。

実際、その通り。

死んでなお、若い女性のハートを絶賛鷲づかみ。

世に文人は数あれど、ここまで若い女性にカリスマ的にモテる作家も稀でしょう。

そして、その現象を、女心が理解できないオジサンたちは、反権力だの、アングラだの、的外れな解釈をして首を捻るけど、答えはいたって明快。

優しい男性だから

この一言に尽きます。

↓ Kindleで安かったから読んでみたけど、女の子の寺山愛を安保や反権力に結びつけるなよと、つくづく。

演劇人・寺山修司(1935~83)が死去して久しいが、最近、その作品が若い世代に人気だ。青森県三沢市にある寺山修司記念館は若い女性でにぎわう。本人のリアルな姿は見たことがない、学校の教科書で知った、という世代も多い。安保法制などが議論を呼ぶ中、寺山の反権力的な部分に注目が集まっているとも言われるが、真相はよく分からない。本人がこの世にばらまいたDNAはいま、どんな形をしているのだろうか。

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目次 🏃

女性が求める優しさとは

根っからの文学少女”以外”で、現代の若い女性が寺山修司を知るきっかけは、大きく二つあると思います。

一つは、教科書。

もう一つは、美輪明宏や大槻ケンジといった「若い女性に人気のアーティストやタレント」。

前者はともかく、後者の影響力も絶大ですよね。

自分の大好きなアーティストが「寺山修司好き」と聞けば、誰でも興味を持ちますし、同じように理解したいと願うもの。

今はamazonで簡単に検索できるし、検索すれば「家出のすすめ」「少女詩集」あたりがトップに出てきます。

ところが、寺山修辞の著作の隅から隅まで理解しようと思ったら、古今東西の芸術は言うに及ばず、政治、哲学、風俗、競馬、歌謡曲や漫画といったサブカルチャーまで、非常に幅広い素養が必要です。

特に、政治思想や時事をテーマにしたコラムは、マルクス主義や安保闘争、ベトナム戦争、日本赤軍、あさまやま山荘事件など、70年代の社会背景に関する知識がないと相当に難しいです。

普段は軽めの読み物しか興味がない、あるいは教科書で短歌を知った程度の若い女性ファンが、ここまで手を伸ばすとは思えません。

となると、最初の入り口は、やはり「少女詩集」や「短歌集」「家出のすすめ」「書を捨てよ、町を出よう」といったあたり。

そこだけ読めば、「女の子の悩みや苦しみもウンウンと親身に聞いてくれて、若者の青臭い悩みも情熱も決してバカにしない、優しいおじさん」のイメージが広がるでしょう。

時事や芸術を鋭く批評する一方で、失恋した女の子の為に、月夜の晩に一緒に手紙を海に流してくれる。

それが若い女性にだけ見える、寺山修司の優しさなのです。

ところが、女心に疎い、頭の固いオジサンには、その良さが分からない。

なんで、こんな奴がモテるんだ。

オレの方が実力も見識もある。

○○について語らせたら、誰よりも鋭い文章が書けるのに、なんで、こんな人を食ったような似非インテリが女にモテるんだ??

不思議で、不思議で、しょうがないはずです。

では、なぜ普通のおじさんは敬遠され、寺山修司は若い女性を惹きつけるのでしょう。

それは、根本的に、女性は正しい解釈や方策など求めてないからです。

この世で一番大事なのは「私が感じること」。

たとえそれが不条理で、意味不明であっても、自分が納得できればそれでいい。

一見理性で考えているように見えても、突き詰めれば、欲しいのはシンパであって、「正しさ」ではない。

大統領選にたとえるなら、政治的な正しさよりも、女性の苦労や不満に強く訴えた方がよりアピールする所以です。

正しい事を言っているのに、女性に嫌われる男性」というのは、この点が分かっていません。

落ち込んでいる女性に「今、為すべき事」を説いて、「何も分かってない」と突っぱねられるのです。

たとえ、それが理に適った、非常に正しいアドバイスとしても。

その点、寺山おじさんは、否定よりも共感に心を傾けてくれます。

嫌われるおじさんは、女の子が海辺でシクシク泣いていたら、「君のどこが間違いで、この先、どうすればいいのか」、正しい方策で道を示そうとするけれど、寺山おじさんは女の子と同じ視点に立って、一緒に涙を流してくれる優しさがある。話し合えだの、役所に行けだの、小難しい理屈はいっさい並べず、「人間、悲しい時もあるよ」と肩に手を置き、月夜の晩に海に手紙を流してくれるのです。

嫌われるおじさんは、正しい事を知っていても、女性の気持ちは見ていません。

自分の論が女性の誤った考えや感情を正しい方向に導くと思い込んでいるので、女性の淋しさや苦しみは二の次です。

そして、最後には、自分の話を聞こうとしない女性をバカにし、気持ちも尊厳も踏みにじるのです。

その点、寺山おじさんは、正しい事には興味ありません。

この世の物事、人間そのものが興味の対象であり、そこに正義の絶対軸は存在しないというスタンスです。

若者は、怒り、叫んでいいし、女の子も恋に狂って、ぼろぼろに傷ついても構わない。

人間って、そういうものだし、それが生きる意味であり、人生の醍醐味じゃないか……と考えられる人です。

エッセーや詩集を読んでいると、その懐の深さがしみじみ伝わってくるから、もっともらしい理論を振り回すおじさんより魅力を感じるのです。

ちなみに、『寺山修司と演劇実験室 天井棧敷』の前書きによると、

中学時代から俳句・短歌を作っていた寺山は、高校も学生俳句大会を主宰するなど精力的に活動していたが、早稲田大学の一年生のとき、混合性肝臓炎で入院した。退院後、今度はネフローゼを発病し、絶対安静となった。入院中、寺山より二歳年上の石原慎太郎が『太陽の季節』で芥川賞を受賞し、世間の話題をさらった。寺山は当時を振り返り「自分の方が何倍も才能があるのに、入院生活を余儀なくされているなんて」と、くやしさを感じていたことを語った。

時を経て、石原慎太郎の『太陽の季節』の大ファンという女性が何人くらいるでしょう。

石原慎太郎みたいな作家になりたい! というワナビ(若者)は今もいるでしょうか。

答えは言わずもがな。

これが歴史の証明であり、真理の勝利です。

石原慎太郎は今世紀中に忘れ去られても(あるいは汚名でもって語り継がれても)、寺山修司に惹かれる読者やアーティストは、22世紀も、23世紀も続いていくでしょう。

女性とて、惚れる相手は、ちゃんと選んでいるのです♪

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以下は、女性のハートを鷲づかみする為のTIPSです。

デフォルメしている部分もありますが、傾向と対策にどうぞ。

女性にアドバイスをしてはならない

これは自己啓発系の男女関係本に必ず出てくる助言です。

正しくは「アドバイスをするタイミングを間違えない」。

女性が「職場でこんな事があったの。お義母さんにこんな事を言われたの」と愚痴をこぼしている時に、「君はこうすべきだ」「ここが間違っている」などと遮らないことです。

女性は話しながら気持ちを整理し、頭を切り替える生き物。

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相手が「だよね、だよね」と頷く。

はー、すっきりした。(ほらね、やっぱり私は悪くない)

さて、明日からどうするか、考えよう。

このプロセスが非常に重要なのです。

ところが、アウトプットの最中に、水道の蛇口を指で塞ぐようなことをされると、行き場のない不満は水道管で爆発、もしくは貯水槽にどんより淀み、後日、機能不全や重篤な感染症に陥ります。

一通り喋って、自分で納得し、(味方を得たら)、多くの女性はたいてい気が収まるんですよ。

その後は、放っておいても解決策を見出し、「つい大騒ぎしたけど、よく考えたら大したことなかったわ。あれは何だったのかしら、ケロケロ」としています。それが男性の目には移り気や意味不明に映るのかも知れません。

また始まった!と思っても、10分ほど、気長に待って下さい。

べらべら喋るうちに、女性自身で落としどころを見つけて、突然、我に返ることも多いです。

女性には正論より共感(味方)が大事

基本中の基本ですね(^^)

*

なんのことか理解できない場合は、医者と患者を想像して下さい。

男性でも、身体の具合がスッキリしないと、医師に不満や怒りをぶつけたくなるでしょう。

「今も下腹がシクシク痛んで、もしかしたら、今流行の○○ではないかと不安で……」と切々と訴えている時に、「あなた、トンデモ医療本とか読んでませんか。毎日ネットで検索して、何軒も病院を掛け持ちして、病人同士で噂して。そういう朝から晩まで思い詰めるような態度が余計で病状を悪化するんですよ」などと、いきなり理屈で切り替えされたら、ムっとしませんか。たとえそれが本当でも、「この医者は信用できない」と感じるはずです。

それよりは、一通り訴えを聞いてもらった後、「じゃあ、今日は新しい薬を処方するので、月末まで様子を見て下さい。それで検査値が改善しなければ、一度、専門医に診てもらいましょう」と次のステップを示してもらった方が、受け止め方も全く違うはずですよ。

実際、患者に喋らせない、共感力が乏しい医師は、知識や技術があっても患者とのトラブルが絶えないものです。何を処方しても患者自身が納得せず、しまいには悪口を言われるようになるんですね。たとえ、それが正しい処置であっても、です。

逆に、聞き上手で共感力の高い医師は、一粒の薬で直してしまうところがあります。ポカリスエットにハイレモンを溶かしたような薄々の点滴でも、患者さんにしてみたら魔法の薬で、「元気になりました! あの人は名医や」と笑顔でお帰りになるんですね。

もちろん病態にもよりますが、人柄に依るところも大きいです。

そのキーポイントは何かといえば、やはり「聞く能力」なんですよ。

女性を軽蔑する者は、軽蔑すべき女性しか手に入れることができない

このフレーズは寺山修司の受け売りです。元ネタは「友情を軽蔑する者は、軽蔑すべき友人しかもつことができない

友人以外にも、恋愛、仕事、人生、すべて当てはまります。

たとえば、「女は金次第」と蔑視する男性。

札びらを切る男には、金目当ての女が群がり、似たもの同士で軽蔑し合っているに過ぎません。

女性をお金で意のままにしているように見えても、女性の側から見れば、おだてれば幾らでも出す「金づる」に過ぎず、したたかに利用しているだけかもしれないですし。

それをモテと勘違いしているなら、相当にお目出度いですよ。高級クラブで真っ先にカモにされるタイプですね。

多くの男性が細君に望むような堅実な女性は、札びらで言うことを聞かせるような下品な男性には近付きません。

女性を軽蔑する者には、軽蔑すべき女性しか近付かないのです。

逆に、女性を敬う者は、敬うべき女性に巡り会えるもの。

「敬う」といっても、男女同権の思想じゃないですよ。

「女性は移り気で、ヒステリックなところもあるけど、こういう所は男より優れているな」という気持ちです。

年取ったオバチャンでも、不細工なオネエチャンでも、クレーマー対応させればピカイチとか、皆が嫌がる雑務をパパッと片付けるとか、いろんな長所があるでしょう。

そういう部分を温かい目で見ることができる男性は、誰にでも親切だし、横柄な態度を取ることもありません。

心ばえのいい男性が女性の内面を見るように、良識ある女性も男性のそうした部分をよく見ています。

「お嫁さんに男性が女性の気立てを見るように、女性もそうした部分をよく見ています。

女性の皆が皆、イケメン狙いの金目当てではありませんし、気立てのいい女性を引き寄せたければ、まずは自分自身がそれを目指すこと。

その原理は、女性も男性も同じだと思います。

ハンサムより清潔であれ

女性も男性も容姿が気になるものですが、コンビニで暴言をはくとか、借金まみれとか、人間性の方がずっと問題ですよ。

それよりは『清潔であれ』。

多少、センスがおかしくても、「パリっとしたシャツを着ている」「毎日お風呂に入っている」「定期的に散髪している」など、清潔感は非常に重要です。「襟首が真っ黒に汚れた体臭のきついイケメン」より、「笑顔の爽やかな普通人」の方が、最終的には勝つと思います。

清潔感とは、言い換えれば、日常の生活能力であり、美意識ですね。

社会観、仕事観にも繋がります。

顔形のコンプレックスは、清潔感と表情の明るさで十分にカバーできるし、優しさに勝る長所はないですから。

男性がそうであるように、一般女性も、そこまでイケメンとか高収入に拘ってないのがホントです。

そこを狙っているのはキラキラ系のクラスタで、それとは異なる「普通の奥さん」をご希望なら、清潔感を心がけるだけで、うんと可能性は広がりますよ。

強さと優しさは表裏一体

「優しさ」というと、「お年寄りに席を譲る」「女性が荷物を運ぶのを手伝ってあげる」など、『親切』と一緒くたに語られるところがありますね。

もちろん、そうした行為も優しさには違いないのですが、もう一歩踏み込んだ『度量』の話になると、人間的な強さを抜きにして語れません。

では、人間的な強さとは何か。

それは「自分自身を恐れないこと」です。

いわば、自身の弱さや迷いや欠点を、自分自身で受け入れ、自己開示できる心の器ですね。

たとえば、患者と揉め事を起こす医師は弱みを知られるのを非常に嫌います。

弱みというのは、この場合、医学知識や技術に対する劣等感です。

競争心やプライドの高さも相成って、攻撃的になることもあります。

医師も人間ですから、患者に診断を下し、薬を処方するのは大変な責任です。

「もしかして肺炎ではなく別の疾患ではないか。検査で見落としたのではないか。この処方が誤っていたのではないか」等々。

一見、平静に見えても、自問自答の日々です。

時には、苦々しい思いを抱え、やりきれない気分になることもあります。

そこにウンタラ、チンタラ、患者の愚痴を聞かされ、時には患者家族にヒステリックに泣き付かれるのですから、よほど精神力の強い医師でなければ務まりません。

時には、自分に出来ることと出来ないことをはっきり明示し、患者や家族に憎まれるのを覚悟で、物を言わなければならない時もあります。

ところが、プライドばかり高くて自信のない医師は、動揺や弱みを見せまいとして、理屈でまくし立てたり、患者の言葉を遮ったりして、トラブルの種を蒔きます。

相手の心を慮る余裕もなければ、不安を和らげる機転もなく、四角四面に医療知識を並べるだけで、患者の目にいっそう冷淡に映るんですね。

しかしながら、相手に弱点や限界を知られることと、勝負に負けることは全く別ですし、優れる=強さでもないです。

もちろん、処方が的確で、手術も上手いに越したことはないですが、それよりも人間的な強さを感じる場面は、自分の無力を認めながらも大きな決断を下す時ですよね。時に、患者に憎まれ、罵られても、正直に言うべきことを言い、いろんな物事を正面から受け止める余裕と潔さのある人は、突然、立派になったりするんですよ。地位ではなく、人間的にです。

そんな時、看護師諸姉は休憩室でこんな風に囁いています。「先生、乗り越えたよね」。

そんでもって、深夜までカルテに向かい合っていると、何も言わなくても、温かいお茶が差し入れられたりするんですよ。

「看護師さんにも苦労かけたなぁ。ありがとうな」などと言われると、先生の株がぐぐーっと上がって、それが高じると……

ここから先は止めておきましょう(苦笑)

おわりに

男性社会はどちらかといえば力関係ですから、優しさとかユーモアなどは後回しにされがちですが、「どちらか」という問題ではなく、強い人は優しいし、優しさは人間を強くする、相互作用で心を磨くものだと思います。

一時期、あいつに負けたと落ち込んでも、石原慎太郎 VS 寺山修司のように、真価は歴史が証明しますから、変に策を弄せず、心と実力を磨くことに専念しましょう。

仕事も恋愛も、人間的な魅力と積み上げられた能力に勝るものはないと思いますよ☆

誰かにこっそり教えたい 👂
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