上の子は今日から座椅子だけの小さなチャイルドシートに変更した。
夏はともかく、冬の防寒着を身につけると、さすがにシートベルトがきつくなってきたからだ。
マイナス10度を切る真冬、上のジャケットに加え、下にもスキー服並に分厚い防寒パンツを履くと、チャイルドシートに腰掛けることさえ出来なくなるだろう。
そんなわけで、座椅子タイプの小さなチャイルドシートに変更。
小さなことだけど、また一つ、肩の荷が下りたという感じ。
春夏はともかく、真冬の車での送迎はけっこうストレス。
車周辺の雪かき、凍結したフロントガラスの霜取りに始まって、エンジンスタート、暖房セット、スキー服みたいな防寒具を来た二人の子を両サイドからチャイルドシートに乗せ、パンパンに着ぶくれした身体を押さえ込むようにシートベルトを掛ける。
自分も寒いし、子供はしょうもないことでグズるし、積雪の中を発進するのは神経つかうし、下手したら園の駐車場がすべて雪に覆われて、そこいらでミニ事故や押せや譲れやの口喧嘩が発生したりで、朝からドッと疲れることが多かったんでス。
でも、上の子が「自分でミニシートに腰掛けて、自分でシートベルトをかけられる」というだけで、こんなに気持ちがラクになるもんなんですね。
ほんっとに小さなことだけど、何か一つクリアすると、つかえがとれたような気がします。
それに上の子もやはり窮屈に感じていたのでしょう。小さなシートに変わり、自分でシートベルトがかけられるようになったことをとても喜んでいました。
お兄ちゃん気分ですよね。
思えば、初代の赤いチャイルドシートを買った時、この子がこれを必要としなくなる日が来ることなど、とても想像できませんでした。
いつまでも小さな赤ちゃんのような気がして、目の前のことに必死で……。
それでも知らない間にずいぶん大きくなってたんだなあ、とつくづく。
で、夕べは、上の子と一緒にスゴロクをして、私の代わりにサイコロの目を計算してくれてたんですけど、この子、いつから指を折らなくても算数が出来るようになったんだろう、と。感心してしまいました。
それで思わず膝の上に赤ちゃん抱っこしてやると、肩も足もはみ出して、もう私のキャパに収まりきらない。
数年前まであんなに小さかったのに、なんで、なんで?? という気持ち。
でも、こうやって抱っこできるのも、あと数年。
そのうち「気持ち悪りぃ」とか言い出して、膝の上にも乗らなくなる。
淋しいもんですな。
子供が小さい時は「抱っこ、抱っこ」をせがまれて、「あ~~、も~~、トイレぐらい行かせてよ~~」って気持ちだったけど、本当にあっという間だったなぁ、とつくづく。
そう考えると、子育てに本当に必要なことって、躾がどうとか、食生活がどうとか、ますますどうでもいいように思えてくる。(もっとも、その方面が一段落したからそう思えるだけかもしれないけど)
そんなことより、「可愛い、可愛い」で、おめめハートで過ごせる方がどれほど大事か、今にして痛感します。
うちの息子クン、いつまで膝に抱っこさせてもらえるのかな~。
最近、うんと小さくて可愛かった時のことばかり思い出します。