古来より、生命の起源について、様々な説が取り沙汰されてきました。
宇宙から有機物を含む小天体が飛来して、地球に生命の素となる物質を供給した、という説。
プレ生命ともいうべき微少な存在が突然変異的に生命活動を営むようになった、という説。
はたまた宇宙人の植民地化説まで……。
宇宙人の植民説はともかく、天体衝突説、突然変異説、どれもが本当で、どれもが真実という気がします。
生命誕生に至る道筋は一つではなく、様々な要素が複合的に絡み合い、何億、何十億という時の積み重ねを経て育まれたもの。
どの要素が欠けても成り立たないし、どのプロセスを抜かしても、結実には至りません。
全ては歯車のように影響し合い、巨大な潮流を創り出す。
宇宙的な時間の流れから見れば、人類の栄枯盛衰などほんの一瞬に過ぎないし、まして個人の寿命など、うたかたのようなもの。
それでも一人一人の胸の内には、様々なエネルギーが満ちています。
愛すること。
作ること。
遊ぶこと。
怒りや憎しみだって、立派なエネルギーです。
故意に人を傷つけるのでなければ――。
アイデアはどこからやって来るのか ~大友克洋の『AKIRA』よりにも書いていますが、人の思念に限りはありません。
時に人の心は宇宙より広く、宇宙創世に匹敵するパワーを持つものです。
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