『結婚』は自分に宣言することから始まる
女性の中には、映画のように出会い、映画のように愛し合って、映画のように結婚式を挙げるストーリーを思い描く人もありますが、結婚に関しては、漠然と「いい人がいたら」と思い描くだけでは前に進まないこともあります。
何事も心の底から望み、行動を起こして、初めて叶うからです。
周りからガツガツしていると思われたくない。
望みが叶わなかったら、傷つくし、恥ずかしい。
見栄や防御の気持ちから、自分をはぐらかし、別の方向に走って行けば、ますます本当の望みから遠ざかってしまいます。頑張れば頑張るほど虚しくなって、何の為に生きているのか分からなくなるでしょう。
結婚したいなら、したい。
パートナーが欲しいなら、欲しい。
まずは自分に宣言することです。
自分に力強く宣言したら、次は、自分の求めるものに向かって、真っ直ぐ歩いていきましょう。
傷ついても、笑われても、自分の求める方に向かわなかったら、本当に欲しいものなど永久に手に入りません。
他のものを適当に見繕って、「これでいい」と自分に言い聞かせても、心底から満たされることはないでしょう。
自分に宣言することは、人生の航路を定めることです。
たとえ目的地に辿り着けなくても、自分の求める方に向かって行くのと、訳も分からず、海のど真ん中を漂うのでは、大きな違いがあります。
漠然と憧れるだけでは結婚できない
ある婚活サイトにあった言葉です。
「漠然と『いい人がいたら……』と考えているようでは、結婚できない時代になっている」
多くの女性は、結婚に焦っているように想われるのが恥ずかしいという気持ちから、まるで関心のない素振りをしたり、すでに超越したような態度を取ることが多いですが、たとえポーズにせよ、「結婚には興味ありませんから」みたいに澄ましていると、そういう雰囲気が醸し出されて、周りも敬遠するようになるものです。
自分に宣言することは、周りに宣言することでもあり、場合によっては、非常に勇気の要ることかもしれません。
しかし、『言わねば、神にも聞こえまい』という諺もあるように、周りはおろか、自分自身も、何をどうしたいのか、はっきりしない状態では、運にも、誰にも、どうすることもできません。
あなたが心から望まぬものを、神様だって、与えようがないからです。
もしかしたら、あなたの欲しいものは、あなたの頭のすぐ上にあるかもしれません。
手を伸ばせば、今すぐにも届くかもしれないものを、自分にも周りにもポーズを取って、両手を隠しているとしたら、非常にもったいない話です。
望んでも叶わないかもしれないけれど、望まねば誰も叶えようがない。それも一つの真理です。
躓いてもいいじゃないですか。
一生に一度くらい、本気で願ってみませんか?
最初は照れくさいかもしれませんが、まずは自分に宣言しない限り、何も始まりません。
願いが強ければ強いほど、あなたの意思を突き動かし、少しずつ日常を変えていくでしょう。
「運命の出会い」はその先にあります。