いい男と知り合うことが「出会い」ではない

「出会い」というと、ある日突然、目の前に「イケメン・高収入」が現れて、「付き合って下さい」と告白されることだと思ってませんか?

相手がいい男なら、出会い。

そうでないなら、それ以外。

「出会い=私にだけ用意されたスペシャルな機会」と勘違いしている女性は少なくないと思います。

ところで、あなたの「素敵」の定義は何ですか

自分のフィルターに引っかからないものは、すべて無価値なのでしょうか。

たとえ素敵な男性が目の前に現れても、あなたがその良さに気付かなければ、出会わないのと同じです。

相手の良さが見えなければ、誰と出会っても「いい男がいない」と嘆くことになるのです。

『人柄の良さ』というのは、紙に書いて、相手の首にぶら下がっているものではありません。

あなたが気付かない限り、相手の良さなど永久に分からないし、そもそも人間の美徳について理解する器がなければ、誰と出会っても、何所でどのように付き合っても、「いい男がいない」でしかないのです。

喩えば、抽象絵画の大家、ワシリー・カディンスキーの代表作も、美術のことなどさっぱり理解しない人から見れば、ただのポップアート(?)でしかありません。たとえ一億円の値段がつく額絵をプレゼントされても、「何、これ? 趣味悪~」で、ゴミ箱に行きますよね。

男性もそれと同じです。

女性に「頼りがいのある一寸法師」と見抜く力がなければ、「ただのチビ」で踏み潰されて終わりですよね。

ある意味、人柄の良し悪しを見抜く力が無いから、目に見えて分かる収入や肩書きで、人を判断するようになるんですよ。

これは恋愛のみならず、学業も、ビジネスも、同じです。

「いい出会い」というのは、その価値が分かる人にしか訪れないのです。

本当にいい出会いが欲しければ、まずはあなた自身が人の良し悪しを見抜く力を身につけましょう。

さりげない気遣い。

めげない強さ。

今は輝かなくても、いざという時に頼りになる人はいくらでもいます。

あなたがその良さに気付かないだけかもしれません。

「運命の出会いがない」と嘆く前に、「ああでなければ、こうでなければ」という思い込みを捨てて、今まで無価値と切り捨ててきたもの、くだらないと見向きもしなかったものに、ほんの少し視線を向けてみませんか。

「いい男がいない」のではなく、あなたが気付いてないだけかもしれません。

いい男の見分け方

あなたが優しい女性なら、男の優しさが分かります。

あなたが賢い女性なら、男の賢さが分かります。

あなたが強い女性なら、男の強さが分かります。

あなたがユニークな女性なら、男のユニークさが分かります。

…以下、同文

結局のところ、人というのは、自分が理解できる以上のものは、理解できません。

心理学者、加藤諦三氏の言葉で、ダイヤモンドをくれたら、いい人だ……と思うような女性は、「料理屋の玄関先で、そっと靴を揃えてくれた男の優しさが分からない」というのがありますが、自分が一度もそういう気遣いをしたことがなければ、相手の気遣いも理解できません。

結婚するなら、ユニークな人がいい、頭のいい人がいい、ずらずら条件を並べる女性もありますが、じゃあ、あなたも、相手に求める要素を持っているのですか……? という話ですね。

自分に真の強さも優しさもないのに、どうやって、相手の中の強さや優しさが理解できるのか。

そこで考えが破綻しているから、実際、目の前に、強く、優しい男性が現れても、そうと気付かず終わってしまうのだと思います。給料が安いとか、身長が低いとか、表面的なことばかりにとらわれてね。

ゆえに、「いい男の見分け方」というのは、自身の資質の問題。

相手にどうこう求める前に、まずは自分自身が理想的な女性でありなさい、という話です。

誰かにこっそり教えたい 👂
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