『出会い』というと、顔も性格もよくて、高収入の男性と知り合うことだと思い描いていませんか?
相手が好条件なら、いい出会い。
そうでないなら、それ以外。
好みでないものは見向きもせず、相手の内面を理解しようともしません。
自分だけの偏った世界で、「いい男がいない」と嘆いているのです。
たとえ素敵な男性が目の前に現れても、あなたがその良さに気付かなければ、出会わないのと同じです。
人柄の良さは、値札みたいに、相手の首にぶら下がっているわけではありません。
あなたに人の善性や能力を理解する器がなければ、誰と、どんな風に出会っても、通りすがりで終わってしまうでしょう。
喩えるなら、匿名アーティスト・バンクシーの絵と同じです。その価値が分からない人には、ただの落書きでしかありません。
出会いもそれと同じ。人を見る目があって初めて、その人が『いい男』であることが分かります。
「いい男がいない」と嘆く前に、「こうでなければ」という思い込みを捨てましょう。
今まで、くだらないと見向きもしなかったものに目を向け、人間の本当の優しさや強さについて理解するのです。
あなたの周りに「いい男がいない」のではなく、あなたが気付いてないだけかもしれません。
「出会い」というと、ある日突然、目の前に「イケメン・高収入」が現れて、「付き合って下さい」と告白されることだと思ってません?
相手がいい男なら、出会い。
そうでないなら、それ以外。
「出会い=私にだけ用意されたスペシャルな機会」と勘違いしている女性は少なくないと思います。
ところで、あなたの「素敵」の定義は何ですか。
自分のフィルターに引っかからないものは、すべて無価値なのでしょうか。
たとえ素敵な男性が目の前に現れても、あなたがその良さに気付かなければ、出会わないのと同じです。
相手の良さが分からなければ、誰と出会っても、『いい出会い』にはなりません。
また、あなた自身に人間の善性を理解する心がなければ、誰と出会っても、「いい男がいない」と嘆くことになるでしょう。
美術に疎い人にバンクシーの絵を見せても、「壁の落書き」としか思わないのと同じ。
「いい出会い」は、その価値が分かる人にしか訪れません。
本当にいい出会いが欲しければ、人の良し悪しを見抜く力を身につけましょう。
今は輝かなくても、これからどんどん伸びていく人。
一見、ひ弱そうでも、いざという時に頼りになる人はたくさんいます。
「運命の出会いがない」と嘆く前に、「こうでなければ」という思い込みを捨てて、今まで無価値と切り捨ててきたものや、くだらないと見向きもしなかったものに、ほんの少し視線を向けてみましょう。
「いい男がいない」のではなく、あなたが気付いてないだけかもしれません。