幸運が続いている人へ
このページを開いたあなたにとって、いまは運気が変わる時期です。
あなたに、運が向いてきているのです。ぜひ気持ちを楽にして、自分の幸運を祝ってください。
これから、ものごとが飛躍的に進展します。
もし、夫や恋人との仲が険悪になっていても、もうすぐ、二人の間に平和が訪れます。これから幸せなときが訪れるのです。
現状は打破され、あなたがずっと待ち望んでいた生活が訪れます。やすらぎに満ちた愛情あふれる生活が、すぐそこであなたを待っています。
いまの人生にこれといって不満がなく、幸せで、彼との関係もうまくいっているのであれば、これからあなたはよりいっそう幸せになれます。あなたの夢は必ずかなうのですから、ぜひ、積極的な一歩を踏み出してください。積極的な行動を起こせば、より運が向いてきます。
恋人を探しているあなたの望みもかないます。なかなか理想の人にめぐり会えなくても、幸運を信じて待ってください。情熱的な恋をしたいという願いもかなうでしょう。運はこれから好転します。あなたの未来は明るいのです。そしてまた、いまは将来に備えておくには絶好の時期です。
これまで将来のことをあれこれ思い悩み、くよくよしたあげく、延ばし延ばしにしてきたものがありませんか?
いまこそ、それを実行するときです。
絶対にうまくいくとわかっていたら、あなたはいったい何をしたいのでしょう?
いま、あなたに幸運の女神が微笑んでいるのですから、勇気を持って果敢に、未来に対して行動を起こしましょう。この好機を利用するのです。
自分がほんとうにしたかったこと、言いたかったことは何でしょう? それをよく考えてください。いまこそ、それを実行するチャンスです。自分の心に素直になり、思い切ってやってみましょう。
しかしあくまでも、自分の責任を忘れず、他人を尊重し、正直でいてください。この三つのルールさえ守っていれば、あなたにはいますぐにでも、飛躍のときが訪れます。
いまのあなたは幸運に味方されているのです。
出典 : いまが絶好のチャンス ~幸運が続いている人へ 『恋に揺れるあなたへ 56の処方箋』より
好調の時ほど人生哲学が問われる
小説の喩え話ですが、『物事が成就するための、三つの力 【意思、運、時機】』にも書いているように、幸運は、そこに「こうしたい」という意思がないと働かないし、機が熟さないと、思ったような成果は得られないものです。果物も早く摘んでしまうと甘味がないのと同じです。「良質な種」「適切な日当たりと温度」「収穫のベストシーズン」、この三つが揃って、はじめて、最高級のマスカットになるわけですね。
人間の一生にも良い時と悪い時があって、良い時には、面白いほど、何でも叶うものです。
難関校に合格し、恋人もできて、成績も優秀。 SNSのフォロワーも順調に増えて、世界は私のもの!みたいな気分にもなるでしょう。
しかし、そんな絶好調も長くは続きません。
いつかは学業や仕事の壁にぶつかるし、SNSも、次から次に、才能のある若いタレントが現れて、話題をかっさらっていきます。
絶好調の時、人気だけ、キャリアだけ、追いかけていたら、落ち目になった時、自分を見失い、一気に人生の足場が崩れることもあります。
調子のいい時ほど、人生の目的を明確にし、良い運気を、良い事のために使わないといけないんですね。
営業成績が絶好調の時に、儲けを独り占めして、社員を苛めていたら、いざ風向きが変わった時、顧客やビジネスパートナーに見放され、あっという間に赤字に転落するのと同じです。
それよりも、社会のため、従業員のため、絶好調の時も、不調の時も、最高級の品質を目指して、こつこつ企業努力を重ねた方が、業績も安定し、会社の評判も保たれるのではないでしょうか。
人生においては、好調の時ほど、哲学が問われるものです。
若くて、健康で、何をやっても勢いがある時こそ、正しい心の指針が求められるのです。
自分に自信がある時こそ、周りに目を向け、力を還元することを考えましょう。
哲学なき幸運は、あっという間に過ぎ去り、その後には何も残りません。
Change for Fortune ~何かを得れば、何かを失う
この章の原題は、Change for Fortuneです。
fortuneには、「運命」「幸運」「財産」「人生の浮き沈み」といった意味があります。 [ジーニアス英和辞典第5版]
庶民には、どれも喉から手が出るほど羨ましいものですが、fortuneにも、いろんな種類があって、お金や地位のように目に見えるfortuneもあれば、楽しい職場、仲のいい家族みたいに、尺度では測れないものがあります。
同級生がミス日本に選ばれたら、「運の強い人だ。いいなあ」と羨み、「私には何もない」と落ち込みますが、その人には、美貌やスポットライトとは縁がない代わりに、愉快な仲間や丈夫な身体と長寿があるかもしれません。ミス日本の同級生が50半ばで老けこんで、仕事も揉め事ばかりでも、あなたは素敵な旦那さまと温かい家庭を築き、子供たちもみな優秀で、「生きててよかった♪」と幸福を実感するかもしれません。
他人がもっているものは黄金に、自分に無いものは不幸に見えますが、傍から見れば、プラスマイナス・ゼロなこともたくさんあります。
羨んだり、失ったり、自分の運が信じられなくなった時は、長い目で人生を、世界を、見渡して、「実は、この点については、恵まれているのでは?」というのを探してみてください。
美輪明宏氏の本の中でも、読み応えのある一冊です。「何かを得れば、何かを失う」というのは、王様も庶民も同じです。
頭で分かっていても、美輪さんに言われると、説得力がありますね(^_^;
ああ正負の法則