創作とコラム– category –
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芸術家は自分の魂を削って、創作物を作る
一人の芸術家が、一つのテーマに挑む様は、凄まじくもあり、神々しくもある。 それは生活に役立つ道具を生み出すわけでもなければ、数十億の市場を作りだすわけでもない(スターウォーズみたいにヒットすれば、そうなるかもしれないけれど)。 正直、この世に美しい曲や物語が誕生したところで、不況や国際問題が解決するわけではないし、い... -
時間貧乏はお金貧乏より不幸
今の若い人たちの最大の不幸は『お金』と『時間』が無い事ではないか。 お金があれば、幸福の8割は変えるし、 時間をかければ、能力を磨くことができる どうしてもお金はあげられないと言うなら、せめて時間はあげるべきと思う。 低賃金と長時間労働のダブルパンチは、一番やったらいけないことだ。 時に『時間』は、お金の何倍も価値がある... -
デザインには作り手の思想が現れる
"一般に、「デザイン」と言えば、「絵や工作の得意な人が作る」というイメージがありますが、デザインの本質は『作り手の哲学』にあり、美しい色彩や使いやすい形などは、あくまで表層に現れた結果に過ぎません。 たとえば、誰かがコーヒーカップをデザインしたとします。 コーヒーカップの存在意義は「コーヒーが飲めること」ですが、一口に... -
小説を書く意義
小説を書くことの最大のメリットは神の視点が身に付くことです。 作者は登場人物に苛酷な体験をさせます。 失恋、失業、災害、対立。 でも最後には何もかも上手く行くことを知っているから、安心して書けるんですよね😁 良い人には納得の結末。 悪人には悪業にふさわしい結末があります。 神の目から見れば、人生も同じと思います。 次の辻を... -
なぜ公共建築はディズニーランド化するのか 【建築コラム】
なぜ公共建築はヤンキー化するのか。名古屋の金のシャチホコをテーマに語り合う建築論。おかしな建築を追究する『ばかけんちく探偵団』掲示板のトピックスより。 -
自分の作品を「拙い(つたない)」なんて言うな
「拙い」とケンソンするホームページの素材屋さん 1998年、私がホームページ作りを始めて間もない頃、サイトの背景画像やアイコンなどは、全て『ホームページの素材屋さん』から入手するのが一般的でした。 ホームページの素材屋さんとは、ペイント系のソフトウェアを駆使して、可愛いワンコやキラキラ星アイコン、「New!」「Click !」みた... -
政治家 たんに就職しただけ ~セカンドキャリアとしての政治~
政治家、特に自民党の政治家の言動を見るたびに、私の頭にはある一つの言葉が浮かぶのだった。「就職」という言葉である。あの人たちはべつだん政治家になったわけではないんだな。たんに政界という特殊業界の中の、自民党という特殊会社に就職しただけの人たちなんだ。 -
池田晶子氏『IT革命の本質と試練』より 16年後 ~情報の質と量が社会を分断する
Eメールにチャットに携帯電話。情報通信産業の拡充に伴い、コミュニケーション・ツールもますます多様化しているが、それによって人間は孤独から解放されたか。人を理解し、愛する能力が高まったか。 -
作品に罪はあるのか。非凡人は法律を超える権利を有するのだろうか。
マイケル・ジャクソンの性的暴行容疑に思う。有名人の犯罪は「非凡人」ということで許されるのか。作品に罪はないのか。ドストエフスキーの名作『罪と罰』の「非凡人は法も踏み越える権利を持つ」というラスコーリニコフの思想をベースにしたコラム。 -
情報の海から運命の一滴を拾い出す
好きな物や関心のあることだけが有為な情報ではない。ふと目に入る広告や新聞の片隅の記事も、心を傾けてみれば、いろんな気付きがある。情報の海から『運命の一滴』を拾い出すのは奇跡のようなもの。探し求めれば、いつかは巡り会うことができる。 -
なぜラスベガスは大人のディズニーランドと成り得たのか ~一流の資本を呼び込むゾーニング
ラスベガスが家族連れで楽しめる大人のディズニーランドなのは徹底したゾーニングと地域への信頼があるから。上質な資本と観光客を呼び込むカジノ場の秘訣を体験談と写真を交えて綴る旅行コラム。 -
大作家でさえ自分の寿命はコントロールできない
『カラマーゾフの兄弟』はドストエフスキーの最後の作品である。この大作を書きあげてわずか八十日後に、作家は世を去っている。脱稿の日(一八八〇年十一月八日)に編集者へ宛(あ)てた手紙には、「あと二十年も生きて書きつづけるつもりです」と書かれていたが、その気負いと願望はむなしくなった。作品の序文に記されていた約束、つまり、... -
そしてゾウリムシは全滅した ~理科好き中学生のだいしっぱい(´。`)
顕微鏡を覗くのが趣味だった小学校時代、川の水の微生物を繁殖させて、ゾウリムシやミドリムシの観察に成功したが、もっと増やそうと欲を出して、水道水を足した為に微生物を全滅した失敗談の科学コラム。 -
ネットにすら居場所がない 「ネカマ裁判」とGoogle検索の顛末
ネカマ裁判 インターネット黎明期のレジェンド 「ネカマ裁判」とは、読んで字の如く、ネカマ(女を装った男性ユーザー)が出会い系で男性ターゲットを釣り上げ、メールやチャットでの赤裸々なやり取りをネットで晒すという、90年代末期のアングラサイトの代表格のような人気サイトです。 「ネカ裁のゆん様」と言えば、ネカマ界隈では知らない... -
「オタク」と「ザイタク(在宅)」をごっちゃにしないで ~真のオタクの生き方とは
Record Chainaというネットメディアで、「近頃の大学生がオタク化して困っています」みたいな記事が配信されていたので、「意味不明な世界観にどっぷり浸かって、一般社会の普通人と話が噛み合わなくなっている、変人さん」の話かと想像していたら、内向き志向+在宅傾向の事でした。それはオタクではなく、「ザイタク(在宅)」でしょうに。... -
サルでも分かる / 役に立つ系に逆らう人の為のブログ
古来より、文化・芸術というものは、映画館の前に長い行列を作り、一日に何軒も本屋にハシゴし、ついには海外の聖地に巡礼して、偉人の墓の前で熱い涙を流す真性オタクの情熱と、日頃スーパーの値切り品コーナーの常連でも、好きなアーティストのコンサートになれば、S席5万円のチケットでも惜しみなく使う、無上の献身によって支えられてきま... -
建物が人を呼び、人が町並みを変える
「建物がひとつ建つ」というのは、素人からすると、すごい大変な事だと思うのです。時には人のライフスタイルまで変えてしまう建築の在り方について、社会環境の観点から考察。『ばかけんちく探偵団』掲示板のトピックスより。建物と人の関わりをテーマにしたコラムです。
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