立ちションは男親にしか教えられない
最近、上の子が、オシッコだけはトイレでほぼ100%できるようになりました(遅すぎますか^_^;)
幼稚園で立ちションを教わったのが大きかったみたいです。
今まで、トイレ・トレの時は洋式便器に腰掛けさせていたのですが、立ちションにしてから、下腹部に力が入れやすくなったのか、びっくりするほどスムーズに出来るようになりました。
男の子のオチンチンは、座りションには向かないのかもしれませんね(笑)
看護でも、手術後などに導尿チューブを挿入していると、一時的に膀胱感覚が麻痺して、チューブ抜去してから最初の自然排尿が上手にできない事があります。
ベッドで寝たままで尿器をあてて、どうあがいても出来なかった人が、這いずるようにしてトイレに行って、便器に腰掛けた途端、ジャ~っと出た……というケースは結構あるんですよ。
子供もそれと同じで、「排尿しやすいポジション」というのがあるのかもしれません。
和式と洋式では腹圧のかけかたが違うし、立ちションと座りションでも微妙に違うでしょう。
トイレが上手く行かないお子さんは、ポジションを変えれば、案外、上手く行くかもしれませんよ。
ちなみに、近頃の成人男性は、「立ちションより座りション派」が多数を占め、立ちションそのものができない人も増えているそうです。
女親ばかりがトイレ・トレに付き合い、男親から立ちションを学ぶ機会が無いのが理由の一つと言われています。
前にも、育児ブログで、4歳の子供が時々、野外で「オシッコしたい」と言うが、どうやって立ちションさせればいいのか分からなくて、今でも女の子みたいに後ろから両膝を抱きかかえてさせている――という話を読んだことがありますが、そこまで母親任せでいいのかと、時々、疑問に思うことがあります。(特に、男の子の育児は)
最近、日本のネット通販の男児パンツのコーナーを見ていたら、オチンチンを出す穴がない「お洒落な前閉じタイプ」というのが流行りみたいで、びっくりしました。
パンツの穴からオチンチンを出す必要がない……ということは、座りション・オンリーなのでしょうか。
男の子の生理機能も、だんだん変わっていくのかもしれませんね。
コラム子育て・家育て : あせらず、あわてず、あらそわず 第12号より 2007年10月04日
チンチンの使い方も男親にしか教えられない
追記。 2020年12月23日
昨今、男の子の性教育も母親任せのような風潮がありますが、基本的に、男の子のことは父親、女の子のことは母親が担当した方が上手くいくと思います。
いくら母親が賢い人でも、男性の生理機能や第二次性徴の心身の発達(自慰や性的興味も含む)について、我が事のように教えられるわけがないですし、まして、男子ならではの苛立ちや欲求不満について解消できるわけがないですから。
それは、男親がいくら立派でも、女の子に生理の手当の仕方を教えられないのと同様です。
もし、男親が面倒くさがって息子と関わろうとしないなら、それは全面的に男親が間違ってますし、とりわけ息子の下半身について、女親まかせにする方がどうかしてます。
ある年齢に達したら、女親には息子のことが分からなくなるのが自然だし、そんな時の為に男親が存在するわけで、それは平等・不平等の問題ではなく、男親が男の子に狩りの仕方を教えるのと同じです。
昨今、性教育が上手くいかないような話も聞きますが、親=大人が、人間の性機能について教えるのを躊躇するのは、大人自身がAVの見過ぎというか、いやらしく考えすぎではないでしょうか。
性教育といっても、なんら特別なことはなく、医学の一環であり、保健衛生学の範疇です。
科学として教えれば、何もいやらしいことなどないです。
私も看護学校で、婦人科、泌尿器科、一通り教わりますけど、先生も解剖学として淡々と説明しますし、学生も試験に備えて理解するのに必死で、授業中にいやらしい事を想像して、ニヤニヤ、ウフフなんかしないですよ。
それは十代の少年少女でも同じだと思います。
実際、私の年代では、保健の授業として教わりましたし、いやらしいことより、試験で高得点を取る方が大事ですから、私の周りの子は、みな真面目に勉強してましたよ。性器の名称とか、月経周期とかね。
私も「性器が」とか「月経が」とか普通に書きますけど、別にいやらしいことなど、何もないです。
何故って、これは医学であり、保険衛生学だからです。