まさに祝福されようとしている人へ
このページを開いたあなたにとって、いまが人生の特別な時期です。あなたが、そしてあなたと彼の関係が、祝福されているのです。
祝福とは、目に見えない大きな力によって導かれ、その成功が保証されていることです。あなた方二人は、出会うべくして出会い、これからの人生でどれほど厳しい試練が待っていようとも、それを経験するように定められているのです。また、その反対に、この上なく楽しい経験をするにせよ、それもまた運命で定められているのです。
あなた方は、運命的な出会いをしたのです。それどころか、すでに二人は前世で出会っていたのかもしれません。そしていま、あなた方二人は、こうして一緒になったのです――心の友として、生涯を共に歩む伴侶として。
いま現在、あなたと彼の人生が順風満帆であろうと、あるいは二人に向かって逆風が吹き荒れていようと、その運命を受け入れてください。そして、あなた方二人に授けられた「贈り物」がないかどうか、探してください。「贈り物」は何もよいものだけとは限りません。運命はあなた方二人に非常に過酷な状況を用意しており、それこそがプレゼントである場合も多いのです。
ですから、あなたがいま苦しい境遇にあっても、それを経験することこそが貴重な試練なのだと考えてください。その試練からいったん教訓を学んでしまえば、もう二度と同じ苦しみを経験せずにすむのですから。
反対に、いま幸せな二人は、喜びを分かち合ってください。
「私たちは出会うべくして出会い、なるべくしてなった関係なのだ」と、二人の絆の強さを確認し、運命に感謝してください。
実際に祝福をどこから得るかは、あなたの信条に従って選ぶことができます。しかし、それをどこから授かるにしろ、自分から積極的に人生にとり入れるようにしてください。慈悲を受け入れるのです。
あなたの神に、あるいはただの幸運の女神に、助けを求めましょう。導き、祝福してくださいと祈りましょう。
信じれば、祝福の力はより大きくなります。ただ、心を込めて願ってください。
あなたは祝福を受けられるのです。
出典 : 祝福を受けよう ~まさに祝福されようとしている人へ 『恋に揺れるあなたへ 56の処方箋』より
【コラム】 幸せとは変化そのもの
『愛を拒まない ~出会いがないと嘆いている人へ』にも書いているように、世の中には、幸福が近づいてきたら、怖れをなして逃げだそうとする人があります。
幸福によって、自分の生活や人生が大きく変化するのが怖いのです。
幸福になりたいと願っている人から見れば、「そんな馬鹿な」と思うかもしれませんが、幸福を恐れる人は、「どうせ私なんか幸せになれっこない」「幸福になる資格がない」と思いこんでいるので、実際に幸福を手に入れても、(不幸になる前に)自分から壊してしまうんですね。
幸福になりたいと願いながらも、その人にとっては、不幸な状態が正常なのです。
まずはそうした思い込みを捨てて、「自分にも幸せになる権利がある」と堂々と構えましょう。
幸福は、幸福を呼ぶもの。
いつも先回りして、自分で幸福を壊していると、幸運の女神も寄りつかなくなります。
自分を卑下するのはやめましょう。
どんな人も幸せになる権利があり、幸せが近づいてきたら、堂々と手に入れていいのです。
心が開かれていないと、幸せになるのも難しいのです。
Blessing この世には人智も及ばぬ事がある
この章の原題は、Blessing です。
blessing は、『bless』の名詞であり、「祝福」「神の加護」「祈りの言葉」「恵み」といった意味があります。 [ジーニアス英和辞典第5版]
日本では「祝福」というと大層なイメージがありますが、キリスト教圏では日常的に使われ、「ご無事で」「幸運があるといいね(神のお恵みを)」みたいなニュアンスでも使われることがあります。
どんな人も、幸福になりたいと努力するものですが、どれほど優秀な人でも、人智及ばぬ事はあります。
そんな時、人間の力を超えた何かが応援してくれる――と考えてみましょう。
人はみな、同じ宇宙に生きていて、計り知れないエネルギーに包まれています。
人が何もしなくても、花は実を結び、枯れ木も春になれば満開になります。
貧しい人にも、富める人にも、太陽の光は同じように降り注ぎます。
宗教とか超能力に関係なく、自然に身を委ねることで、もっと楽に生きられるのではないでしょうか。