人生の不公平感をどう乗り越えるか ~ 恰好つけるより、生き延びる方が100倍大事

この世の中は、不公平のかたまりです。

生まれながらに、お金持ちの人。

バービー人形みたいに美しい人。

類いまれな才能をもつ人。

権利においては平等でも、個人間には圧倒的な差があります。

上を見ても、横を向いても、キリがありません。

それよりは、自分が生き延びることを第一に考えましょう。

恵まれた容姿も、ありあまる資産も、自由に使える体力がなければ、話になりません。

体力とは、食べること。

十分な栄養、十分な睡眠、それらを確保する為の、安定した収入。

まずは、それを手に入れることに全神経を集中しましょう。

生き甲斐だの、個性だのは、二の次です。

まずは食えないことには話になりません。

たとえ小さくても、しっかり足場を築いてから、やりたい事をやればいいのです。

それは「好きなことを後回しにしろ」という意味ではありません。

昼間は事務職をしながら、夜はせっせと四コマ漫画を投稿している人も、いっぱいいます。

そんな楽しみも、「昼間の事務職」という安定した仕事があればこそ。

まずは、そこをしっかり固めよう、という話です。

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あれも無い、これも無いと、嘆いてばかりですが、本当に何も無いですか?

真っ直ぐ歩けますか?

文字が書けますか?

YouTubeが楽しめますか?

だとしたら、まだチャンスはあります。

一年か二年、泥に沈む覚悟で、食いつなぐ努力をすれば、何かしら、きっかけが掴めると思います。

最初から「あれはイヤ、これもムリ」と撥ね付けていたら、将来設計はおろか、日々の生活さえままならなくなります。

ハードルが高いと感じられることも、体当たりでやってみたら、案外なんとかなったりします。

新しい所に飛び込むのは勇気が要りますが、『虎穴に入らずんば、虎児を得ず』で、やらなければ、ゼロのままなんですね。

中には、人が見下すような仕事もあるかもしれません。

でも、自分の生存戦略として、計画に加えることは、決して無駄ではないです。

恰好つけるより、生き延びる方が100倍大事です。

若い一時期、人に言えないような恥ずかしい仕事をしたとて、それゆえに生活を立て、次のチャンスを掴めたら、千金の価値があるんですね。

多くの若者は、見栄によって、道を見誤ります。

「周りに知られたら恥ずかしい」

「○○さんより惨めなのはイヤ」

でも、人は人。自分は自分です。

自分だけ服もバッグも買えないからといって、何を恥じることがあるのでしょう。

それより、着実に稼ぐことを考えて、人生の礎を築くことを第一に考えましょう。

確かな礎があれば、いずれ好きなこともできるし、ちょっとした贅沢も叶います。

10代20代の見た目の差など、大したことではありません。

40代50代になれば、もっと別のところで差が付くものです。(家族とか、健康とか)

少しずつでも、「自分の足場(生活)」と実感できるものを築けば、不公平感も忘れます。

地味な生き方でも、どうにか暮らしが立てば、世界の見方も変わるものです。

大女優の暮らす豪邸より、自分で手に入れた六畳一間のワンルームの方が、「我が城」と思えるものです。

誰かにこっそり教えたい 👂
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