人間の優しさは、時に厳しさを伴います。
とりわけ恋愛関係においては、すっぱり見切りをつける方がお互いの為ということもあります。
特に、20代、30代の女性なら、『結婚』を強く意識するのが当たり前。
それを知りながら、ずるずる結論を先延ばしたり、結婚について真剣に考える女性を「焦ってる」とか馬鹿にしたり、「そんなつもりじゃなかった」と言い逃れるのは、分別のある男性のすることではありません。
どうしてもあなたを愛せない、結婚相手として考えられないなら、一日も早く決着をつけて、相手の女性が新しい道に進めるよう、心を配るのが本物の優しさではないでしょうか。
二人の関係がこじれて、とうに気持ちも冷めているのに、「友だちとして連絡を取り合うのは構わない」とか、「たまに食事するぐらいならOK」みたいに、女性に期待を抱かせて、ずるずる関係を引きずる男性は、優しいのではなく、無責任なだけです。
煮え切らない男性にいつまでも期待を寄せて、ずるずる付き合いを続けても、若さがすり減るだけで、何の得にもなりません。
相手はあなたを愛しているのではなく、遊びやお金を目当てに、都合よく使いたいだけです。
本当にあなたの将来を思うなら、「これ以上、付き合えない」と判断し、きっぱり別れを告げるでしょう。
別れは一日でも早い方が、相手の女性も再出発しやすいからです。
問題をうやむやにする人が多い中、言いにくいことを、きちんと言葉にして伝え、男らしく頭を下げてくれた人に出会えたことを、もっと誇らしく思いましょう。
誠実な男性の「No」は、あなたの未来を開きこそすれ、あなたの魅力を完全に否定するものではありません。
ちゃんと振られた女性より、都合よく使われて、何年もずるずる振り回される女性の方がもっと哀れです。