自尊心とは、欠点も含めて、自分に「よし」と言えること

人が幸福に生きる上で一番大切なのは『自尊心』です。

自分で自分を尊ぶ気持ちがなければ、相手も大切にすることができません。

また、他人に貶められてもそれが普通と思い込み、自分で自分を蔑んで、相手の言いなりになることもあります。

よく勘違いされますが、『自尊心』と『自信』は大きく異なります。

たとえば、自尊心の低い人は、自分みたいな人間が無視されるのは当然だと思っているし、「自分の一票も他人の一票と同じぐらい価値がある」という考えを持つことができません。

だから、他人に粗末に扱われても、それを不自然と感じないし、また逆に、自分で自分を尊敬できない気持ちがあるから、他人の評価に過敏になり、些細な事で「バカにされた」と怒り出すのです。

自尊心を高めるには、駄目な自分や弱い自分も受け入れて、それでも自分は尊い存在、他人と同じくらい価値があるのだと信じることです。

誰もがポイ捨てするものを、あなただけはゴミ箱にちゃんと捨てるなら、それも立派な行為です。

友達はなくても、一匹の猫を責任もって世話できるなら、それも立派な心ばえです。

自尊心を高めるのに、優れた容姿や能力は必要ありません。当たり前のことを、当たり前に出来るだけでも、それが出来ない人から見れば、凄いことです。

気弱で、内向的でもいいじゃないですか。他人と比べるのを止めて、今の自分に「よく頑張った」と言ってあげましょう。

他人と同じように、あなたも尊い存在です。

以下はウェブ版のオリジナルです。参考にどうぞ

恋愛においても、自尊心というのは幸福になる為に絶対不可欠なものです。

自尊心が低下すると、誰に、どんな親切をされても、ひねくれた物の見方しかできなくなりますし、心はいつも不安でいっぱい、いつ飽きられ、捨てられるかと、びくびくしながら生きていかなければなりません。

そして、不安を解消しようと、いっそう相手に尽くしたり(尽くせば愛されると思い込む)、納得いかないことがあると、しつこく食い下がったりするので、相手もどんどんしんどくなって、悪い方に向かってしまうんですね。

自尊心の低下と人格の良し悪しは関係なくて、前述のA子さんも、決して周りに総スカンされるような女性ではないんですよ。信用があるのは確かですし、人を欺いたり、そしったりするような卑しい人柄でもありません。

ただ、考えや行動の基準が「いつもきちんとしなければならない(周りにどう評価されるか)」にある為、自分も周りも疲れてしまい、親密になるのが難しいという感じです。

素質はあるのに、本人の考え方一つで、悪い方に、悪い方に転がっていくので、本当にもったいない話です。

よく勘違いされますが、「自尊心」と「自信」は異なります。

美人になれば、もっと愛される。

仕事ができれば、尊敬される。

人より優れることが自信と思い込んで、ダイエットや自分磨きに必死になる人も多いですが、自尊心というのは、「鼻ペチャでも、ソバカスだらけでも、私は私。何でも好きなことに挑戦して、楽しく生きよう」と心の底から思えることです。

運動やカロリー制限でスリムな体型を維持するのも、「モテたいから」ではなく、体重維持の為に、腹筋とか、ケーキ禁止とか、一所懸命に頑張っている自分が好きだからです。

日本はどうか分かりませんが、私の現住国では、大手ブランドのCMにも、無修正のモデルさんが登場することが多くなりました。

以前なら写真加工ソフトで消していただろう、小じわ、そばかす、ホクロなど、そのまんまで映っている人も多いです。

最近では、Plus Size Modelも人気があって、女性と社会の意識も大きく変わりました。以前なら隅っこで小さくなっていたような女性も、堂々と顔と身体をさらして、ぽっちゃりさん向けの洋服選びやメイクを解説しているYouTuberも多いです。

どんな女性も、自尊心をもって堂々と振る舞えば、これだけ輝いて見えるのですから、「痩せれば」「美しければ」みたいな思い込みがいかにチッポケか分かるでしょう。

海水浴に行くにも、体型が、日焼けが、と人目ばかり気にして、そんなので夏を楽しめますか? こっちは、70代の高齢女性でも、黄色いビキニを身につけて、堂々とビーチを歩き回ってますけども。

息苦しい社会で、自分らしく、堂々と振る舞うのも勇気が要るかもしれませんが、心の中で自尊心を保つことはできると思います。

周りのしょうもない情報に踊らされることなく、自分の感性や価値観を大事に生きていって欲しいなと思います。

誰かにこっそり教えたい 👂
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