「いい男はみな結婚している」のウソ

視聴者参加のTV番組で、妻子ある男性と不倫中の若い女性が匿名相談する企画がありました。その中で、年配の女性芸人が「子供のいる男性には、独身男性にはない、不思議な優しさがある。あなたが彼に魅力を感じるのは無理もない。でも、現在の彼の魅力を作ったのは、あなたでなくて、奥さんと子供だから。自分のおかげでいい男になったなんて自惚れるのはおよしなさい」とアドバイスされたのが今も印象に残っています。

未婚の女性は、「いい男はみな結婚している」と思い込みがちですが、現実には『結婚して、子供を育てて、いい男になった』が正解です。

独身男性にはない責任を背負っているのですから、若い女性の目に、知恵も経済力もある頼もしい男性に見えるのは当然です。

逆に、独身時代の彼に出会っていたら、あなたには彼の良さに気付きもしなかったかもしれません。

完成された男性の魅力を基準にして、周りの独身男性を駄目と決め付けるのは、自らダイヤの原石を投げ捨てるようなもの。

最初は頼りなくても、重責や困難を経て成長する人もあります。

最初から完成された男性に期待するより、互いに支え合い、励まし合う中で、共に成長していく関係を大切にしましょう。

いい男も、いい女も、一人では成り立ちません。

※補足

独身女性が年上の既婚男性と不倫することのデメリットは、社会的な問題も大きいですが、同年代の独身男性では満足できなくなる点でしょう。

生活レベルと同じで、精神的にも経済的にも格上の男性を知ってしまえば、そう簡単にレベルを落とせません。同年代の独身男性は、みな頼りなく見えて、どんどん妥協できなくなっていく……という話も聞きました。

互いに切磋琢磨するような恋愛関係を望むなら、最初から完成された男性と交際するのは、後々で苦労が大きいかもしれないですね。

誰かにこっそり教えたい 👂
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