自分を愛することから始めよう ~人は欠点ゆえに愛される~
『自分を愛することを始めよう』は、占星術師・マドモアゼル愛さんの言葉です。
自分で自分を愛するのは、利己主義とは違います。自惚れでもないし、自意識過剰でもありません。
いわば、自分で自分を抱きしめるとでも言うのでしょうか。
自分の欠点も弱点も、全部ひっくるめて、自分を好きになることです。
例えば、自分の繊細な面を自分自身で嫌っていると、同じように繊細な人を見るとイライラします。
自分が些細な事で傷つくように、相手も些細なことで傷つくのが分かるから、「こんな事でメソメソして、鬱陶しい」と腹が立つんですね。
でも、自分で自分の繊細な面を許せば、同じように繊細な人の気持ちに共感できるようになります。
自分で欠点と思い込んでいるものが、むしろ人間理解の手がかりとなり、あなたという人物の奥行きを広げるのです。
自分で自分を愛せない人は、「美人だから愛される」「社長だから尊敬される」みたいに、優れた条件によって愛情や尊敬を勝ち取ることができると思い込んでいます。
実際には、人は条件ではなく、欠点ゆえに愛されるものです。「強いと思っていた人が、こんなにも繊細な一面をもっていた」「社長にも、こんな気弱なところがあった」みたいに、意外性や不完全性に心を惹かれ、応援したい、支えたいと願うものなんですね。
もし、あなたが孤独で、何をやっても上手くいかないと思い悩んでいるなら、「自分を愛することから始めよう」。
自分を許し、相手も許す。
それが奇跡への第一歩です。
自分で自分が好きになれない
自分で自分を好きになれない人は、他人の欠点もよく目につくタイプだと思います。
自分の欠点を、自分で許すことができないから、他人に投影して、許せない気持ちになるのです。
たとえば、自分の繊細な部分を自分で嫌っていると、同じように繊細な人を見るとイライラします。
自分が些細な事で傷つくように、相手も些細な事で傷つくのが分かるから、「こんな事ぐらいで、めそめそして、うっとうしい」と腹が立つのです。
でも、自分の繊細な部分を許せば、同じように繊細な人の気持ちも共感できるようになります。
他人を好きになるには、まず自分を好きになることが肝心なんですね。
恐らく、自分で自分を愛せない人は、「美人だから愛される」「社長だから尊敬される」みたいに、優れた条件によって尊敬や愛情が得られると思い込んでいるのではないでしょうか。
幼少時に「成績がよければ、親に褒めてもらえる」みたいな、条件付きの愛情を経験すると、余計で条件にこだわるかもしれません。
そういう人こそ、「他人を許す」「自分も許す」という働きかけをしてみましょう。
他人の欠点が気になる人は、まず他人を許すことから始めましょう。
そして、私にもそういうところがある、と認める勇気をもちましょう。
人は、優れているから愛されるのではなく、欠点があるから愛されるもの。
好きな芸能人や漫画のキャラクターがあるなら、なぜ、その人のことが好きなのか、じっくり考えてみて下さい。
いつもオロオロして、頼りない人物でも、仕事にはひたむきで、決して希望を失わない姿に心引かれたりするでしょう。
人間もそれと同じ。
欠点があるから、良いところが際立つのです。
もし、今、あなたが孤独で、何をやっても上手くいかないと思い悩んでいるなら、まずは自分を愛することから始めよう。
それが奇跡への第一歩です。