わあわあ泣けるのも、若さの特権です。
年取ってから嘆き悲しんでも、惨めなだけです。
私も枕カバーが変色するほど泣き明かしたクチですが、
今はあれほど落ち込む理由もないし(諦念にまみれて)、
純粋に泣けた時代が本当に懐かしいです。
変色した枕カバーを洗濯して、
春の日射しで乾かし、
来年こそは幸せになる! と誓った日。
そんな日は永久に来なくても、
ただ泣き、悲しみ、
朝になったら洗濯して、
「やっぱ、ソフランええわ」と春日の洗濯を満喫し、
今夜はほかほかのお布団で眠る。
人生の春って、そういうものだと思います。