親子関係と自立– category –
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育児とは自分を信じること ~多言語環境の子育てを通して感じたこと
さて、今回の記事ですが、『周りを見て育児をしない』というテーマで書こうかな、と思っていたら、タイムリーなお話が来ましたので、先にそちらをご紹介しますね。 第4回『子供は「いい親」より「あなた」が好き』に頂きました。 こんにちは。 コラムのほうとそしてブログと、いつも楽しみに読ませていただいてい ます。以前まるメゾン エッ... -
痛みの効用 ~過保護が子供をダメにする理由
この世には、「先天性無痛無汗症」といって、痛みも感じなければ、汗もかかないという遺伝子の病気がある。 「痛みを感じない」なんて、羨ましいと思うだろう。 が、実際には、痛みを感じない子供達は、生きるか死ぬかの危険に常にさらされている。 何故なら、手を切っても、骨を折っても、痛みを感じないので、平気で屋根から飛び降りたり、... -
親の心 子知らず 子の心 親知らず ~子供はなぜ泣く?!
ユキがワンワン泣いた時、いつも思い浮かぶのがこの言葉。 小さなユキは泣いて訴えるしか手段がないのだもの。 その泣き声から、お腹が空いているのか、オムツが濡れているのか、甘えたいのか、どこか痛いのか、判断するのが親の務めに違いないのだけど、はっきり言って、泣き声だけで分かる訳がない。 それで私たちは、あやしたり、オムツを... -
子供にとって『最高の贈り物』とは?
前に、何かの本で読みました。 子供にとって最高の贈り物は、夫婦が愛し合っていることだと。 私も子供の頃、両親が仲良くしている姿を見るのが一番好きでした。やれケツがでかい、屁が臭い、といった話でも、両親の間に笑いがあるだけで、安心して家に居られたものです。 ポーランドで子育てするにあたって、私は何度も日本の豊かさを思いま... -
「安産」より「納得産」 悔いのないお産とは
皆さんは、『安産』というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。 「痛みも少なく、短時間で、楽に産める」 そういう安楽なイメージを思い描かないでしょうか。 私も、『安産』というのは、時間もかからず、痛みも少なく、二、三回のいきみでスポーンと産まれるのが「安産」だと思っていました。 そして、そういうお産を願って、神社仏... -
清水寺のおばあさん 胎児の性別を言い当てる
私は妊娠する前から「男の子だろうなあ」と予感していたので、性別に関して特に思うことはなかったのですが、やはり確定するまでは、検査の度にドキドキそわそわしたものでした。 最初にそれらしいことを言われたのは、04年の2~3月にかけて帰国した時。 念のため、フライトの前後に受診した「ハピネス・バース・クリニック」という個人院... -
鳴かぬなら それもまたよし 我が子なり ~松下幸之助流の子育て
経営の神様と言われた松下幸之助の人心術の極意は『鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス』でした。子育ても経営も同じ。鳴かない鳥の頭を叩いたり、強く言って聞かせても、親の思い通りに鳴くわけではありあません。幸之助氏のように、鳴くまで、待ってみませんか。 -
子供の能力を商品化する大人 ~やりたい事は社会との関係性を持つことにある
大人が子どもの能力について考える時、『商品化された能力』を意味することが多い。「自分が今やりたいことが何かということを知ってることは、ある意味で、自分が社会との関係を持ってのことであって、自分が何もスペシャリストになることではない」 -
「自分さえ良ければ」の連鎖 ~貞子の『リング』より
鈴木光司のベストセラー『リング』では「自分さえ良ければ、他人はどうなってもいい」という利己的な理由から呪いのビデオがどんどんコピーされます。自分のやりたいことをやってママが輝けば、子供も幸せなはずという考え方は本当に正しいのかを考察するコラム。